ジェネオンユニバーサルアジアドラマ総合サイト「韓ドラデラックス」



コミカルからシリアス、本格アクションまで、幅広いジャンルに挑戦する演技のカリスマ、チャ・スンウォン。変化を恐れず日々進化を続ける彼が「シティーホール」「ATHENA-アテナ-」に次いで選んだのは、芸能界を舞台にした王道ラブコメディ。本編中でも“トップスター”として、格別のオーラを放っていました!素顔はとてもフレンドリーで話上手のチャ・スンウォンさんが、役柄や作品に対する想いを正直に語ってくれました。


韓デラ(以下K):この作品に出演することを決めた理由を聞かせてください。 
チャ・スンウォン(以下C):本作の脚本を執筆しているホン姉妹の作品に是非とも出たかったというのが理由 です。他では見られない芸能界を舞台にした物語なので、実際にこの業界に身を置く人  間としてリアルに表現できると思ったからです。 また重い作品が5つほど続いたので軽妙な役を演じたかった、そんな時に今回のオファーがあり引き受けました。
K:トッコ・ジンを演じていますが、彼の魅力は何ですか?
C: 誰かがこう言っていました。「劇中のトッコ・ジンやク・エジョンは現実には存在しない人物だ。だから魅力的なんだ。」トッコ・ジンは確かに作られたキャラクターです。 しかし視点を変えてみれば、男性なら一度は夢に描いたことのある人物像でもあります。そのような点が多くの人々の共感を呼び、好まれているようです。 トッコ・ジンを演じていて思ったのですが、彼は意地悪な男ではありません。心の弱さを隠して強がる姿はかわいくらしく、滑稽でさえあります。 一方で、女性には不慣れでぎこちない。そこが最大の魅力でしょう。
K:実際にトッコ・ジンを演じていて楽しかったですか?
C: 実は、最初は半信半疑でした。 ドラマが放送されたら、この人物が視聴者にどう映るのか、かなり心配もしました。 心を閉ざしていた男が、ある女性との出会いによって心を開いていく。そして「最高の愛」を夢見る彼はドラマの中で、人との出会いや様々な出来事を通じて大きく成長していきます。そういう点では演じるのが大変面白かった。 時間がなくて大変でしたが、演技に関しては楽しくやっていました。
K:時間がなくて大変とのことですが、その点が撮影での一番の苦労ですか?
C:第8話あたりで一度大きなヤマがありました。ドラマも折り返し地点を迎えると大事件が起こるのです。感情の起伏も激しくなるので感情面の表現で非常に苦労しました。 脚本家も前半と後半をスムーズに繋ぐのですが、実際に演じる者としてはなかなか大変です。正確に計算して演じたくても時間がなく、本当に厳しい状況だったので精神的な負担も感じ、肉体的にも辛かったですね。
K:トッコ・ジンを演じるに当たって、どのような準備をして撮影に臨みましたか?
C:学生に例えるならば、男子中学生が大学生へと成長するイメージです。 無邪気な中学生…何と言うか、友達とつるんで先生の話を聞かない自己中な中学生が大学という新しい世界に足を踏み入れて変化していく。また、ある女性と出会うことで成熟していく姿に重点を置き、意識しながら役を演じました。
K:チャ・スンウォンさんもトッコ・ジンもトップ・スターという点は共通する部分ですが、 それ以外の共通点あるいは違う部分を教えてください。
C: トッコ・ジンほどの地位の俳優は韓国にはいないでしょう。あのような性格の俳優もいません(笑)。 俳優であるという点だけは似ています。ですが「千の顔を持つ」なんて言葉は信じません。顔1つで演じ分けるだけで、別の顔を持ってきて人に見せている訳ではありませんので。演技は幅広くではなく、深さが大事。 もちろん、僕がこの人物を演じたわけですから性格面など似た部分もないわけではありません。しかし、トッコ・ジンが置かれた状況や立場は僕と共通する部分は少ないでしょう(笑)。
K:ホン姉妹は日本でも非常に有名で人気の脚本家です。ホン姉妹が書いた今回の脚本を読んだ時、どのような第一印象を?
C:第一印象は“面白いけどドラマ化は難しい”。 なぜなら文章の映像化というものに、完全はあり得ません。文章と映像で同じ印象を与えることは難しく、特にラブコメの場合は撮影する内容も多いですし、創作部分も多くなってしまいます。だから、最初はかなり悩みました。 計算し尽くされた演技が求められますし、相手役との呼吸も非常に大事で、大勢のスタッフとも良好な関係を作る必要があります。 実際は脚本を100%表現できたとは思っておりません。それでも90%くらいは面白さが伝わったはずです。

K:実際にホン姉妹の作品を演じてみて、脚本の魅力は何だと思いますか?
C:第一にセリフのやり取りが素晴らしい。このドラマには情緒的で心を打つシーンがたくさん登場します。 韓国本来の情緒を無視した無国籍な脚本が多い中、本作品は韓国らしさがにじみ出ています。僕が子供の頃に感じた韓国本来の情緒が見て取れます。 比喩表現がとてもユニークで、何かを表現しようとすると、間接的にモノを通じて人の感情を伝え合うのです。そんな仕掛けがとても面白いですね。
K:本作一番の見どころを教えてください。
C:このドラマはラブコメディの王道を行くドラマです。 男と女が愛し、愛されるロマンスがあり、2人をめぐるコメディがとても楽しい。 ラブコメディの面白さを十分に満喫することができるでしょう。
K:最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
C:何よりもまず、東北関東大震災の被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。 大変な思いをされた皆様、是非とも元気を出してください。このドラマが元気になる助けになれば幸いです。「最高の愛」にご期待ください。


saikou

KNTVにて大好評O.A中!
一挙放送:毎週(月~金)AM10:45~

WOWOWにてO.A決定!
2012年2月22日 毎週(水)PM8:30~予定