カッコウの巣

ストーリー

ヨニは自分のせいで父チョルの会社が窮地に追い込まれたことを知り、申し訳なくて涙を流す。一方、レストランを訪れたチュジャと同僚サンスンは、ゴンヒからチャンシクとジンスクの関係を聞く。チュジャは2人の交際に大反対し、ジンスクの目の前でチャンシクにすぐ辞表を出せと迫る。そんな中、ヨニはビョングクの会社へ。父チョルの会社を救ってほしいと懇願されたビョングクは、悩んだ末、ヨニに交換条件を持ちかけるが…。

ヨニの判が押された離婚届を目にしたファヨン。交換条件としてビョングクがチョルの会社を救うと知ったファヨンは、裏から手を回してこれを妨害。ヒジャによって、チョルへの送金は中断されてしまうが…。一方、ジンスクのレストランでは新メニュー募集のコンテストが行われ、ファヨンの料理が注目を浴びる。そんな中、ビョングクの説得に折れたヒジャはチョルへの送金を許可。ところが、ファヨンがヒジャにヨニの秘密を告げ…。

株がすべて競売にかけられたという報告を受け、チョルは慌ただしく出勤する。その直後、自宅でバイク便を受け取ったグモクは、チョルとファヨンの親しげな写真を見て驚く。一方、カフェが突然閉店になったことを知ったヨニはすぐに帰宅するが、ヒジャは決して門を開けようとしない。ジヌとも引き離され、ヨニはわずかな荷物と共に家を追い出されてしまう。さらに、ヨニの実家の家具もすべて差し押さえられ、家族は途方にくれるが…。

すっかり気落ちして寝込んだグモクとジュニの姿を見て、胸を痛めるヨニ。一方、チョルとソンビンはどうにか会社を立て直そうと奔走していた。ソンビンはチョルを陥れたファヨンを責めるが…。一方、グモクは娘のヨニが不憫でならず、外出を決意。ビョングクの家へと向かうが、ヒジャはどうしても門を開けようとしない。その帰り道、偶然ファヨンと出会ったグモクは衝撃的な話を聞いて脳出血を起こし、緊急手術を受けることになるが…。

HSグループの株主総会が開催され、チョルは経営責任を問われて会社を追われることに。ジュニは、そんなチョルをなぐさめる。ビョングクはグモクが入院している病院を訪問。ヨニはビョングクを追い返すが、グモクのために一度だけジヌを連れてきてほしいと頼む。そんな中、チョルの自宅は競売にかけられ、ヨニとジュニも家から追い出されてしまう。一方、荷物を抱えてビョングクの家に押し掛けてきたファヨンを見て、ヒジャはあきれ返るが…。

一言の相談もなく、家に押し掛けてきたファヨンの行動に困惑するビョングク。一方、ファヨンは悪びれもせず、ジヌにとっていい母親になると宣言する。その頃、ヨニはジヌをファヨンに奪われる悪夢にうなされていた。ヨニはジヌに一目会いたいと幼稚園へ向かうが、ヒジャに見つかり…。一方、ヒジャ、ジヌとショッピングに出かけたファヨンは、ある男との再会に動揺する。チョルが去ったHSグループでは新代表理事の就任式が行われ…。

ソンビンは、チョルに替わって代表理事となったファヨンに辞表を突き付けるが、ジュニの言葉を思い出し、企画室に残ることを決意する。そんな中、ファヨンのかつての恋人サンドゥが彼女の会社に現れ、2人の間にできた子どもの居場所を問い詰めるが…。その頃、レストランでは、ゴンヒがヒジャやビョングクの前でチャンシクとジンスクの関係を公表してしまい、大騒ぎになる。一方、食堂の厨房で働き始めたヨニは、同級生と偶然再会し…。

ヒジャは我が物顔で家に居座るファヨンが気に入らず、ビョングクにお見合い写真を渡して再婚を勧める。一方、ヨニは同級生の紹介で新しい会社に就職し、仕事を始めていた。そんな中、態度の悪い新人警備員に出会ったソンビンは、彼がファヨンの知人であることを思い出す。ジンスクはヨニに頼まれ、ファヨンに嘘をついてジヌをレストランに連れて行く。久しぶりに会ったヨニとジヌは幸せな時間を過ごすが、そこにファヨンが現れ…。

ヒジャとファヨンはヨニからジヌを強引に引き離し、家に連れ帰ってしまう。ヨニはグモクの見舞いにジヌを連れて来ることができなかったと落ち込み、そんな娘の姿を見ながらチョルも胸を痛める。ジンスクは残酷なファヨンとヒジャに腹を立て、チャンシクと一緒に酒を飲む。翌朝、目覚めたジンスクは自分がチャンシクの家にいることに気づいて慌てるが…。一方、グモクが死ぬ悪夢を見たヨニは不安に駆られ、急いで病院に向かう。

母の葬儀を終えたヨニは、深い悲しみに陥るものの、久しぶりにジヌと共に過ごす時間に癒しを感じていた。ヒジャはヨニに電話をかけ、すぐにジヌを連れて来るよう迫るが、ヨニは息子を渡せないと強く主張する。一方、ファヨンは昔の古傷を知るサンドゥが警備員となって自分を監視していることを知り、言い知れぬ不安を覚えるのだった。そんな中、ヨニが父や妹と暮らす家にヒジャとジンスクが現れ、強引にジヌを連れ戻そうとするが…。

勤務先の顧問弁護士イ・ミョンウンと出会ったヨニは彼の気さくな態度に戸惑い、握手を無視してしまう。一方、チョルは自宅で自分とファヨンが親しげに写っている写真を発見して驚く。ヨニはグモクが倒れたときに同じ写真を持っていたことをチョルに明かし、当日の目撃者を捜し始める。やがてヨニは、ファヨンがグモクを見捨てたことを突き止めるが…。そんな中、ジヌはママの絵がなくなったとビョングクに訴え、泣き出してしまう。

一人で外出し、迷子になったジヌ。保護の連絡を受けたヨニは警察署に駆け付け、ジヌを抱きしめて涙を流す。一足遅れてヒジャとビョングク、ファヨンも署に到着。ヒジャはいきなりヨニの頬を平手打ちし、ビョングクはジヌを連れ帰ってしまう。一方、警察署を偶然訪れていたミョンウンは、騒動の一部始終を目撃。後日、ヨニを呼び出し、弁護士として力になりたいと申し出る。だが、ヨニは彼の軽い口調に気分を害し、席を立ってしまう。

泥酔したチョルを街で見かけ、家まで送り届けたビョングク。ヨニとジュニは二度と父に構うなとビョングクを追い返す。その夜、ヨニはミョンウンに呼び出され、ドンヒョンの交通事故について質問される。カッとしたヨニは彼の頬を打つが…。2人の姿を偶然見かけたビョングクは腹を立て、ミョンウンに自分が夫だと宣言する。一方、チュジャとサンスンは仕事の講習会の会場でヨニと出会う。チュジャは動揺し、立ち去ろうとするが…。

ファヨンがハンバーガーを買いに出た隙に、ヨニに電話をかけたジヌ。ヨニはジヌが頭にケガをしたと聞き、慌ててヒジャの家に駆け付ける。ファヨンに叩かれたと叫ぶジヌの言葉を聞き、ヒジャも驚きを隠せない。ヨニは強引にジヌを連れ帰るが…。一方、チュジャとサンスンはファヨンに会うためにHSグループを訪問する。チュジャに挨拶をするソンビンを見たジュニは、ファヨンとドンヒョンが兄妹だったことに気づいてショックを受ける。

ミョンウンが過去にチョルの会社で働いていたことを知り、縁を感じるヨニとジュニ。ミョンウンは、ジヌもチョルの会社も取り戻してみせると頼もしく宣言する。一方、サンドゥは夜中にファヨンを呼び出し、子どもはどこにいるのかと問い詰める。チャンシクとジンスクは偶然2人の会話を耳にするが…。そんな中、ジヌと散歩中だったチョルの前にファヨンが現れる。ファヨンはチョルを突き飛ばし、ジヌを無理やり連れ去ってしまう。