カッコウの巣

ストーリー

手作りのブレスレットをジンスクに贈ったチャンシク。ダイヤモンドを期待していたジンスクはがっかりして席を立ってしまう。帰宅したジンスクはドアの前で倒れているジヌを発見し、一家は大騒ぎに。そんな中、ファヨンから婚姻届を出したいと迫られ、困り果てるビョングク。ファヨンはビョングクの会社を訪れ、すでに提出されたと思っていたヨニとの離婚届を発見して激怒する。一方、サンドゥは客を装ってチュジャの家を訪れるが…。

ファヨンは離婚届を破ったビョングクを責め立てる。ジヌの前で争う2人を見て、ヒジャは呆れ返る。ヨニの会社を訪ね、新しい離婚届に印鑑を押せと迫るファヨン。その場にいたミョンウンはヨニの弁護士だと名乗り、ファヨンに名刺を差し出す。そんな中、ヨニは夜更けに部屋から聞こえてくるチョルの泣き声に胸を痛める。翌日、ミョンウンからチョルが奇妙な薬を持っていたことを聞いたヨニは、嫌な予感に襲われてすぐに帰宅するが…。

事あるごとに母親は自分だとジヌに言い聞かせるファヨン。ヒジャは、混乱したジヌから自分を産んだ母親は誰なのかと聞かれ、うろたえる。そんな中、チョルが意識を取り戻し、安心したヨニは号泣する。一方、ジヌを病院に連れて行ったビョングクとファヨンは、ジヌがストレス性の夢遊病だという診断結果を聞いて驚く。チョルを看病していたヨニはミョンウンと食事に出かけようとするが、同じ病院内でジヌとビョングクに偶然出会う。

ビョングクに離婚裁判の訴状が届く。内容は慰謝料と財産分与、養育権を要求するものだった。驚いたビョングクはヨニを呼び出すが、ヨニは毅然とした態度で「ジヌさえいればいい」と主張する。一方、憤慨したヒジャは職場に乗り込み、いきなりヨニの頬を打つ。そんな中、サンドゥの名前を知ったソンビンは、ファヨンが多額の送金をしている相手が彼であることに気づく。ファヨンはジヌを連れて出勤するが、一瞬の隙にジヌが姿を消し…。

ヨニとビョングクの家族は、それぞれ本格的に裁判の準備を始める。ビョングク側の弁護士は、ジヌの夢遊病が気がかりだと指摘する。ヒジャは家政婦に、ジヌが毎日抱いて寝ているヨニの服を捨てろと指示し…。一方、ファヨンは便利屋にサンドゥを痛めつけてほしいと命じる。袋叩きにされたサンドゥは憤慨し、HSグループの掲示板にファヨンの過去について投稿する。そんな中、ついにヨニとビョングクの第1回の離婚調停が開かれるが…。

裁判所から出たヨニはファヨンと鉢合わせし、激しく言い争う。これまでに奪われたものを奪い返すと宣言するヨニ。一方、ファヨンはチャンシクに会い、大学の後輩だったという弁護士イ・ミョンウンの評判を聞く。そんな中、ミョンウンとヨニの親しげな姿を見たビョングクはヨニに皮肉を言い、これに腹を立てたミョンウンはビョングクに殴りかかる。ミョンウンはヨニの憂鬱な気分を晴らそうと自転車デートに連れ出し、偶然ソラに会う。

ミョンウンから贈られた鉢植えを返そうとしたヨニは、彼の冗談にムッとしてカフェを出て行ってしまう。一方、人形をヨニに見立てて遊ぶジヌを目撃したファヨンは激怒。ジヌが泣き叫ぶのもかまわず、ヨニの服をビリビリに切り裂いてしまう。その後、法廷で判事と面談をしたジヌは、ファヨンへの恐怖心から奇妙な態度を取る。そんな中、サンドゥの言葉が気になったファヨンは、過去に自分が赤ん坊を捨てた教会を訪ね、牧師に会うが…。

ファヨンは自分を妾だと軽視するビョングクの家族を見返すため、ジヌに弟妹を作ろうと決心する。ところが、ヒジャは調査官の家庭訪問に備え、ファヨンに家を出るように告げる。ファヨンはヨニのようにこのまま追い出されはしないと宣言し、一時的に実家に戻った。一方、ファヨンが家を追い出されたと誤解したチュジャとサンスンは、ヒジャの家に乗り込む。2人はヒジャと家政婦を相手に、つかみ合いの大乱闘を繰り広げてしまうが…。

チャンシクはヒジャの家で騒ぎを起こしたチュジャとサンスンを責めるが、チュジャはファヨンがどんな扱いを受けているか知っているのかと怒鳴り、涙を流す。そんな中、ジヌが母親を「ペク・ヨニさん」と呼ぶようになり、ジンスクはギョッとする。一方、ソラがヨニと連絡を取り合っていることを知ったファヨンは腹を立て、ソラにチュジャは本当の母親ではないと言い放つ。ショックを受けたソラは、夜中に家を飛び出してしまうが…。

ヨニとともに取引先を回ることになったチュジャは、ファヨンがチョルを会社から追い出し、グモクを死に追いやったことを聞いて大きなショックを受ける。そんな中、ファヨンはヒジャの家に戻るが、ヒジャはチュジャたちが謝罪に来なければビョングク、ジヌとの縁もこれっきりになるだろうとファヨンを脅す。一方、ヨニはジヌとの面接交渉の日を心待ちにしていた。ファヨンは、自分がジヌをヨニの家に連れて行くとビョングクに話すが…。

面接交渉の当日、ファヨンはヨニの家に向かわず、ジヌをあちこちに連れ回す。じりじりしながらジヌを待っていたヨニは、ミョンウンの協力を得て、ようやく息子との再会を果たす。幸せな一日を過ごしたヨニだが、夢遊病の症状を見せ、家に帰りたくないと泣くジヌの姿に胸を痛める。一方、ギソプはひょんなことから、拾った指輪をゴンヒにプレゼントすることになる。ジンスクとチャンシクは、ゴンヒの指に見覚えのあるリングを発見し…。

ファヨンがジヌに手を上げる姿を目撃したビョングクとヒジャ。ヒジャはファヨンを怒鳴りつけるが、恐怖に支配されたジヌはファヨンに逆らえなくなっていた。そんな中、ジンスクのレストランにチュジャとサンスン、ソラがやってくる。ソラは実の母親についてチャンシクに尋ねるが…。やがて裁判の日が訪れ、ヒジャの家政婦が証人として来てくれることを信じて待つヨニ。だが、ファヨンはそんなヨニを見ながら勝ち誇ったように頬笑む。

ファヨンはソンビンに、ある物件を購入するために会社の裏金を操作するよう申し渡す。ソンビンは理由も聞かずに従うふりをするが…。一方でソンビンはサンドゥと会い、ファヨンと彼の関係を知って驚くのだった。そんな中、チャンシクがソラをレストランに招待する。だが、そこに偶然、ファヨンがやってくる。これからは死んだように生きるからもういじめないでと訴えるソラに対して、ファヨンはソラを捨てた親が憎いだけと言うが…。

ビョングクはヨニを呼び出し、ミョンウンと一緒にいるところを見たと皮肉めいた口調で告げる。腹を立てたヨニはビョングクに水を浴びせ、ジヌの養育権は絶対に渡さないと言い放つ。一方、チャンシクはジンスクにプロポーズするが、ジヌの夢遊病のことを聞くとジンスクを責め始め、2人は大喧嘩になってしまう。そんな中、ヨニはミョンウンと共に会社の創立記念パーティーに出席。ファヨンとビョングクもそろって会場に現れるが…。