6年間の脳死状態から目覚めた刑事のヤン・シオンは記憶を失った上、突然見えるようになったゴーストの存在に悩まされていた。遺失物センターのチーム長として復職し、保管庫で「タン・オルム」という名札のついた体操服に触れた彼女は、その夜から女子中学生のゴーストをたびたび目にするようになる。シオンはオルムが飛び降り自殺で世を去ったことを知るが、どこか腑に落ちないものを感じ、反抗的な部下のチャ・ゴヌに調査を命じる。
ゴヌは、オルムのボーイフレンドだったペ・ギョンミンの自殺を阻止し、真相を聞き出す。オルムを殺した犯人は、ギョンミンの叔父であり、シオンの主治医でもある精神科医パク・ヒョンジン。その頃、ヒョンジンの診察室を訪れていたシオンは、ゴヌからの携帯メールでこの事実を知って驚愕する。シオンを救うため、ゴヌは病院に駆け付けるが、すでに診察室はもぬけの殻だった。ヒョンジンに拉致されたシオンは、廃墟で意識を取り戻すが…。
紛失したアタッシュケースを引き取りたいという男が遺失物センターにやってくる。保管庫でケースを手にした瞬間、ひどい寒気に襲われたシオン。さらに彼女の前には、白い息を吐きながら震える女性のゴーストが現れる。シオンはゴヌを連れて男の後を追い、中身を問いただすが、ケースはすでに別の何者かに引き渡されていた。その夜、シオンは自宅にまで現れた女性のゴーストに導かれ、山中に埋められた手首を発見する。
ある工事現場で女性の脚が発見される。山中に埋まっていた手首と同一人物のものだと直感したゴヌは、解剖室に駆け付ける。シオンもまた、手首の身元を確認するために解剖室を訪れていた。しかし、パク・ウンジュン検事は2人を見るやいなや、部外者は出て行けと冷たく命じる。その瞬間、凍える女性のゴーストが悲しげにウンジュンを見つめていることに気づいたシオン。ゴーストの正体を突き止めた彼女は、ウンジュンを疑い始める。
寄木細工の木箱を手にした瞬間、激しい頭痛を感じたシオン。直後に1人のゴーストとすれ違うが、シオンには彼が誰なのかわからない。一方、ゴヌは捜査の秘密を聞き出そうとシオンを食事に誘ったものの、すっかり酔いつぶれて眠ってしまう。ゴヌを自宅まで送り、古いテープレコーダーに触れたシオンは、中年男性のゴーストを目にするようになる。一方、占い師のチャン・ヒビンはイム・ソンチャンに会うために警察署を訪れるが…。
亡き父の最後のメッセージを受け取ったゴヌ。ゴーストが見えるというシオンの話を信じるようになった彼は、これまでの態度について謝罪する。そんな中、シオンとゴヌは生活秩序課の夏季研修に参加することに。渓谷で先輩たちと水遊びをしていたゴヌは、ふざけてシオンを川に落とす。その衝撃で、シオンの脳裏にヒョンジュンが銃で撃たれた瞬間の光景が鮮明に蘇り…。その夜、シオンは訓練中に突然何者かに襲われるが…。
シオンは、ヒョンジュンが6年前の仁川港事件で死んだ人物だと気づくが、それ以上のことは思い出せずにいた。ムン・フンジュ局長に事件のファイルを見たいと頼むも、閲覧不可のため難しいと告げられてしまう。独自に調査を始めたシオンは、事件当日、現場に最初に駆け付けた刑事カン・ウチョルに会いに行くが…。一方、ヒョンジュンは自分の言葉を唯一理解することのできるヒビンを通じて、ある車のナンバーをシオンに伝える。
チェ・ムンシク刑事がかつて本庁にいたことを聞いたシオンは、“イ・ヒョンジュン”について訊ねるが、名前も知らないという答えが返ってくる。ところがその後、シオンはヒョンジュンとムンシクが並んで写った写真を発見する。写真を突き付けられたムンシクは、ついに6年前の事件の顛末を語るが、シオンは何か釈然としないものを感じるのだった。そんな中、ソンチャンから映画のチケットをもらったゴヌは、シオンをデートに誘い…。