• 第1話

    癒えない傷

    最愛の娘を亡くした“事件”をきっかけに刑事となったパク・セヒョクは、ソウル江南警察署強力班のトラブルメーカー。ある日、娘の死に関わりのある刑事チョン・イルドが課長として配属されたことにより、再び娘の事故と向き合うことになる。一方、新米記者チョ・ミンジュは、トラブルに巻き込まれたアイドルを撮影していたところをセヒョクに見つかり、メモリーを壊されてしまう。そんな彼女の元に、殺害シーンを撮影した映像が送られてくる。

  • 第2話

    隠された狙い

    殺人の一部始終を映した動画をアップしたことで、ミンジュはあらぬ疑いをかけられ、留置所に入れられてしまう。一方セヒョクはイ・ドンソクの事件をきっかけとして、イルドへの疑惑を抱き始めていた。強力班の刑事になることを夢見るチン・ミスクは、犯人逮捕に毎回失敗している。彼女と同じ夢を持つ後輩の女性巡査オ・ウナが事件に巻き込まれたことがきっかけで、ミスクはセヒョクと共に犯人を追い詰めていくことになる。

  • 第3話

    狙われた美容外科医

    イ・ドンソク事件の解決により、イルドとミスクは昇進する。ミスクは強力班への転属を希望し、イルドはそれを聞き入れる。そんな中、美容外科医が殺害される事件が起こり、セヒョクたちは捜査を始める。容疑者は同じ美容外科医で被害者の友人でもあるカン・ソンチョルと、人気タレントのソリ、そしてソリの所属する芸能事務所のミン社長。だが警察上層部の圧力により、芸能事務所への捜査にストップがかかってしまう…。

  • 第4話

    悲しき思い出

    美容外科医の殺害事件は調査が進み、外科医からミン社長に大金が振り込まれていたことが分かる。取り調べを受けたミン社長は、ある書類と引き換えにもらった金だと主張。だが肝心の、その書類が見つからない。誰が持っているのか、誰が犯人なのか、事件はいよいよ混迷を深める。そんな中、セヒョクは元妻のホ・ウニョンと遭遇。ウニョンとの再会に心穏やかでないセヒョクのところを訪れたミンジュは、セヒョクと亡き娘ヘインの写真を目にする。

  • 第5話

    毒薬とジュリエット

    ウニョンが理事を務めるユミョン財団は、警察官を招待してバレエ公演を行う。その公演中、主役のチャ・スヨンが青酸カリによって死亡する事件が起きる。容疑者はスヨンの恋人のイ・ジュンス、同じ劇団で主役候補だったキム・ジュニとユン・ソンヒ。しかしスヨンの直筆の遺書が見つかり、警察上層部は自殺で事件を収めようとする。納得できないセヒョクはミンジュと一緒に事件を追い続け、スヨンの死因は自殺ではないと確信する。

  • 第6話

    殺しの動機

    主役に抜擢されたユン・ソンヒは、舞台に上がったその日、チャ・スヨンと同じ薬物によって殺害される。セヒョクたちの調査で、スヨンの恋人ジュンスは、ソンヒとも関係があったことが判明。一度は自殺で処理されそうになっていたスヨンの一件について、セヒョクは再捜査を希望する。一方、主演女優が立て続けに死亡したことでユミョン財団は大きな打撃を受けるが、この事件をきっかけにウニョンとイルドの距離は縮まっていく。

  • 第7話

    心の傷

    ホ・ウニョンの提案で、セヒョクに密着取材をすることになったミンジュ。ウニョンは親密そうなミンジュとセヒョクの関係に心穏やかでない。そんな中、キム・ソヨンという高校生が飛び降り自殺をする。ミスクは過去に自分がいじめを受けた経験から、ソヨンの捜査に感情移入してしまう。セヒョクたちが問題児ばかりを調べる中、ミスクはソヨンと同級生のイ・ソミンに疑念を抱く。やがてセヒョクたちは、真のボスがいることに気付き始める。

  • 第8話

    勇気と真実

    火事になった倉庫からソンヒを救い出したミスク。だがその代償は大きかった。事件を解明するために必死に捜査を続けるセヒョクたちは、事件の鍵を握っているハン・ソンヒに会いに行く。重い口を開かぬソンヒに、何か事情があると察したナム・テシクは、「何があっても自分自身を守れ」とソンヒに言葉をかける。一方、セヒョクが疑念を持っていたイ・ソミンが、ある中年男性に誘拐される、という事件が発生するのだが…。

  • 第9話

    パク・ウナ失踪事件

    伝説の女刑事イム・ギョンウンが「強力班」に加わった。そんなある日、失踪事件が起こる。失踪した女性はパク・ウナ。大企業の面接合宿中の出来事だった。失踪現場に残されたメッセージから誘拐の可能性が高まり、セヒョクたちは彼女と争っていたユ・ヘミに目を付けるが、容疑の確定には至らなかった。密着取材の件でミンジュに会ったウニョンは、彼女がセヒョクからヘインの形見のペンダントをもらったことを知る…。

  • 第10話

    加害者が被害者

    パク・ウナ誘拐事件の捜査が進む中、ミンジュが何者かに誘拐されてしまう。犯行時の彼女の着信に気付かなかったセヒョクは躍起になって居場所を探すが、やがて犯人が残したメッセージがセヒョクに向けられていることが分かってくる。ヒントをつなぎ合わせて浮かび上がってきたのは、ウナの父親の隠された黒い過去だった。一方、ウニョンはセヒョクとの離婚が、自分の父親が仕向けたものだったと知り、セヒョクのもとを訪れる。

  • 第11話

    天下の大泥棒

    投資会社の社長が殺害される事件が起きる。現場の金庫は荒らされ、死体の上には青いバラが置かれていた。容疑者として浮かんできたのはチョ・サンテ。彼はかつてクォン・チーフに逮捕され、事件の直前に仮出所していた。だがクォン・チーフはサンテが殺人をする人間ではないと信じ、彼を守るために1人で行動を始める。同じ頃、サンテは密かにミンジュの勤め先、そして彼女の母親の介護施設を訪れていた…。

  • 第12話

    明かせぬ真実

    クォン・チーフに会いに来たところを逮捕されたサンテは、服役中に手紙を送ってきた人間が犯人だと容疑を否認するが、なぜか事件当日のアリバイについて語ろうとしない。イルドはこのまま進展がなければサンテを犯人として発表すると告げる。記者会見の時間が刻一刻と迫る中、セヒョクは必死にサンテを説得。サンテのことを信じるクォン・チーフの思いを知った彼は、セヒョクにのみ重大な秘密を明かすのだった。

  • 第13話

    死の高級クラブ

    ミンジュとユミの友達ソ・ヘランが、ある日姿を消した。捜索を頼まれたセヒョクたちは、当初相手にしなかったが、そんな時ヘランが瀕死の状態で保護される。彼女は幸運にも一命を取り留めるが、同じような手口で殺害されていた女性が2人発見される。遺体の手には「よくできました」と書かれたスタンプが押されていた。捜査を進めるうちに、被害者は高級クラブに出入りし、パトロンがいたことがわかる。

  • 第14話

    成績スタンプ

    恩人の娘イ・ユリと連絡が取れなくなり、心配を募らせるテシク。予感は的中し、ユリは事件に巻き込まれてしまう。捜査を進めるセヒョクたちは、女性たちが襲われた日に、決まってパン・ソンジンと会っていたことを突き止める。ところが決定的な証拠に欠け、ソンジンを追及しきれない。セヒョクたちは被害者に残された特徴的なスタンプをミンジュのSNSに公開し、そこから得た情報で同じスタンプの持ち主を突き止める。

  • 第15話

    5年前の真実

    連続殺人で逮捕したチ・ヨンホは、セヒョクが娘を失った5年前の事件の真犯人だと自供する。その言葉が真実だと直感したセヒョクは、5年前の事件の真相を追う。一方、イルドも自分が罠にはめられていたのだと気付く。事件の目撃者を見つけ、少しずつ真相に近づいていくセヒョク。しかし、事件を仕組んだ者たちは、当然それを快くは思っていなかった。一方、改めてヘインの事故と向き合ったウニョンは、アメリカに戻る決意をする。

  • 第16話(最終話)

    亡き娘のために

    何者かに拉致されてしまったセヒョクとサンテ。サンテは殺されてしまい、セヒョクは殺人犯として手配されてしまう。権力者たちの秘密が書かれたノートを巡る攻防に誰もが巻き込まれていく中で、ミンジュは自分とサンテの関係を知る。テシクと合流したセヒョクは、サンテが死ぬ間際に残した言葉を手掛かりにノートを探す。イルドもまた、彼自身を揺るがす権力の争いと対峙していた。そして、ついに5年前の事件の全貌が明らかに…!