「覇剣~五神の覚醒〜」ドラマ公式サイト

第1回 特別配信中! 予告動画を再生する

「視聴率ランキング1位! 「蒼穹の剣」ウー・レイ×「九州縹緲録~宿命を継ぐ者~」ラレイナ・ソン×『グレートウォール』ワン・ジュンカイ 実力派若手スター豪華共演! 千年の時を経て伝説の戦いが再び始まる-! 神の力を宿した5人の英雄が古の魔物と壮絶な決戦に立ち向かう2022年No.1ファンタジー・アクション時代劇!

国の覇権と存亡をかけた大いなる戦いが幕をあける——!
中国神話と王朝での権力争いが融合した、超大型スペクタクル・アクション時代劇!

魔物・九嬰(きゅうえい)が人類に災いをもたらしていた時代、5人の神が世に降臨しこれを封印。再び五神が集わねば九嬰は復活しないという密約を交わし、時は流れ——。幼くして大峳(ゆう)国の皇帝についた百里昊和(ひゃくりこうわ)に代わって皇太后が政権を握っていた頃、皇帝の甥にあたる平原王の遺児ら百里鴻煊(こうけん)たちは辺境で宿敵である琅族から国を守っていた。しかし、皇太后の策略で百里鴻煊、鴻爍(こうしゃく)、鴻熠(こうゆう)たちは力を割かれていく羽目に。さらには千年前の神の生まれ変わりとしての宿命までもが彼らの運命を大きく変えていくことになり…。中国最古の地理書であり、神々と妖怪の百科事典と言われる「山海経(せんがいきょう)」にある話をベースに描かれた本作は、中国の伝統文化と神話世界を見事に融合させた壮大な本格ファンタジー時代劇! 国の覇権を争う権力争いと神と魔物の戦いが交錯しあい、王朝を舞台にした野望渦巻く陰謀が世界の命運を左右していく、ミステリアスで壮絶な戦いへと発展するストーリー展開に惹きつけられること必至! さらに神々の生まれ変わりとしての因縁によって、愛するものが敵となってしまう葛藤や劇的なロマンスなど人間ドラマ溢れる演出も見どころ! 2022年最高の超大型ファンタジー・ロマンス・時代劇の金字塔が誕生した!

「蒼穹の剣」ウー・レイ×「九州縹緲録~宿命を継ぐ者~」ラレイナ・ソン×「青雲志~天に誓う想い~」ワン・ジュンカイ
中国最旬若手トップスターが夢の共演!

「琅琊榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~」「蒼穹の剣」や「ときめき♡旋風ガール」「私のツンデレ師匠様!」など時代劇から現代劇まで様々な役を演じて存在感を発揮してきたウー・レイが主演! 水正玄冥(すいせいげんめい)という水の神の生まれ変わりで、茶目っ気がありながら勇猛果敢な将軍として国を守り、愛する人のために奮闘する青年役を熱演する! そんな彼から好意を抱かれるヒロイン役には「九州縹緲録~宿命を継ぐ者~」で見事な演技を披露したラレイナ・ソン。本作では平原王家の養女として迎えられ男装して戦場に出るなど、出生の秘密や特別な神・土正后土(どせいこうど)の生まれ変わりとして運命が大きく変わっていく難しい役どころを見事に演じきった! そして若き皇帝役には、中国のトップアイドルグループ“TFBOYS”のメンバーで『グレートウォール』『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』「青雲志~天に誓う想い~」など多くの映画やドラマに引っ張りだこのワン・ジュンカイが抜擢! 自身初の悪役に挑戦し、ウー・レイらを翻弄し彼らの未来を大いに狂わせる!

「九州縹緲録~宿命を継ぐ者~」シュエン・イエンや「宮廷女官 若曦(ジャクギ)」ジョン・カイ、「金蘭良縁」ガオ・レン、「私のツンデレ師匠様!」グオ・ジュンチェンら豪華キャストが勢ぞろい!

火正祝融(かせいしゅくゆう)という火の神の生まれ変わりで、ウー・レイらの兄として百里一家をまとめる将軍役には「九州縹緲録~宿命を継ぐ者~」のシュエン・イエン。その百里一家と長年対立する琅族で木の神・木正句芒(もくせいこうぼう)の生まれ変わりのエリート将軍役を「傾城の皇妃〜乱世を駆ける愛と野望〜」ジョン・カイが演じる。そして金の神・金正蓐収(きんせいじょくしゅう)で妖魔祓いとして彼らの前に現れる謎の人物役には「金蘭良縁」ガオ・レン。「太子妃 狂想曲<ラプソディ>」グオ・ジュンチェンはウー・レイの忠実な部下として多くの見せ場を作る。他にもシュエン・イエンの妻役に「運命のイタズラ〜私たちは友達になれない」シア・ルオイェン、太后役には「琅琊榜(ろうやぼう)<弐>〜風雲来る長林軍~」のリウ・リン、百里家を神の生まれ変わりとして覚醒させようと暗躍する妖魔役を「琅琊榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~」チャン・リンシンが演じるなど、中国の実力派俳優たちが集結してドラマを大いに盛り上げる!

同時間帯視聴率第1位!
圧倒的スケールとクオリティで贈る2022年最大の話題作!

自身も俳優として活躍し、「骨語(原題)」を演出したフー・ヤオジーが監督を手掛け、美しく丁寧に作りこまれた映像と中国の神話をベースにした神秘的な物語や展開のテンポの良さが話題となり、同時間帯視聴率では初回から最終話まで視聴率1位を独走! インターネット配信の累計再生数もなんと30億回を突破! 加えてキャストの豪華さも評判を呼び、ファンタジー時代劇としてDouban評点トップ10にランクインするなど大注目作! 製作に携わったキャストとスタッフ数は延べ800人以上に及び、平均2000㎡になる32ものセットを建設! 製作された小道具は1万1千以上で、その中でも剣だけで2千以上にもなる徹底ぶり! 衣装も3千着以上が製作されるなど、破格のスケールと細いかところまでこだわったクオリティで視聴者を釘付けにすること間違いない!

あらすじ

太古の昔、魔物・九嬰(きゅうえい)により混乱に陥った世に5人の神が降臨した。神々は九嬰を封印し、“五神が集わねば九嬰は復活せぬ”という密約を結ぶ。時が流れ、大峳(ゆう)国では亡き皇太子・平原王の遺児である百里鴻煊(ひゃくりこうけん)が、宿敵の琅(ろう)族から国を守り軍功を挙げていた。弟の鴻爍(こうしゃく)と養女の鴻熠(こうゆう)は、そんな鴻煊をそばで支えてきた。しかし、幼くして皇帝となった百里昊和(ひゃくりこうわ)に代わり政権を握る皇太后の策略で、鴻煊は没落した晋陽郡主(しんようぐんしゅ)との婚姻で爵位を下げられてしまう。皇太后の不穏な動きに警戒を高める中、彼らの周囲で奇怪な現象がたびたび起こるようになる。さらに、鴻爍は辺境巡察を命じられ、そこで思いもよらぬ事態に巻き込まれていき…。

1 九嬰の封印

太古の昔、九嬰(きゅうえい)という魔物が世を混乱に陥れ民を苦しめていたが、五神が降臨し土地神の后土(こうど)の体内に九嬰を封印する。時は流れ、百里(ひゃくり)氏の治める峳(ゆう)国は琅(ろう)族との戦いに頭を悩ませていた。百里家の長男、鴻煊(こうけん)は本来、皇帝となるはずだったが、先帝であった祖父と皇太子だった父・平原(へいげん)王が急死し、自分より若い叔父の昊和(こうわ)に玉座を奪われてしまったのだ。昊和を補佐する皇太后の賀(が)氏は鴻煊の勢力を削ぐため、没落した遼東(りょうとう)郡の晋陽(しんよう)公主との婚姻を画策する。

2 婚姻の日

迎えた晋陽公主との婚姻の日、兄の婚姻に納得がいかない鴻熠(こうゆう)は、1人で部屋に籠もっていた。すると、そこに侍女が現れる。鴻熠は妖魔の姿に変わった侍女に襲われるが、間一髪のところを鴻爍(こうしゃく)に助けられる。一方、琅族の大王は鴻煊の婚姻の話を聞きつけ、明夜楓(ミンイエフォン)を祝賀の名目で峳に遣わそうとする。明夜楓が百里家に到着して贈り物を渡し帰ろうとした瞬間、突然時が止まったようになり、鴻煊たちは不思議な光景を目撃する。

3 奇怪な刺客

婚礼の夜。鴻煊は宿に泊まる明夜楓のもとを訪れる。2人で祝い酒を酌み交わしながら、明夜楓は琅族内部の暗闘を打ち明け、鴻煊に協力を依頼する。その夜、謎の女が鴻熠を襲う。助けに入った鴻爍と鴻煊も、女の妖力に圧倒される。だがそこに現れたもう1人の謎の存在の力により、女は消滅する。その騒動を見ていた晋陽は、何らかの秘密を知っているかのようであった。翌日、皇太后を訪ねた鴻煊は、鴻爍を辺境に送れと命じられる。

4 2つの剣

鴻煊は櫟(れき)城へ行くことになった鴻爍に、気をつけるべきは琅族ではなく賀氏だとし、用心するように伝える。そして自分の剣と対の剣である“離魂(りこん)”を、今が授けるべき時だと言って鴻爍に授ける。鴻爍は町で子供たちが歌っている童謡の話を鴻煊に話し、屋敷で起きている不思議な出来事は何者かの企みではないかと鴻煊に伝える。一方、琅族の大王は、峳に威厳を示し無事に戻った明夜楓の功績をたたえ、息子に汗血馬を贈るよう命じるのだった。

5 男装の女兵士

鴻煊は皇帝のそばにいる謎の女官の身元を探るが、一向に判明しない。その女、凌君(りょうくん)は晋陽の幼なじみで、不思議な術を使い、百里3兄弟に近づいたのも何らかの目的があるようだ。その頃、櫟城行きの軍に、男装で参加する鴻熠の姿があった。鴻爍は鴻熠を帰そうとするが、鴻熠は聞かず、やむなく一緒に連れて行くことになる。雪の中、櫟城に到着した一行は、極寒に耐えながら長い間城外で待たされる。さっそく賀遥(がよう)将軍の嫌がらせが始まったのだ。

6 公主の秘密

櫟城に到着後、鴻爍は賀遥のもとへ挨拶に行く。さっそく嫌みを言われ、叔父上と呼ぶように言われるが、鴻爍は兄の言いつけを守り冷静に対処する。また、鴻熠は護衛になりたいと望む侯正則(こうせいそく)に武芸の稽古をつけていた。一方、鄴(ぎょう)城ではついに晋陽が、鴻煊に凌君や妖魔の話を打ち明ける。鴻煊はでたらめだと言って聞く耳を持たなかったが、突然その場に現れた凌君や謎の妖魔祓い、安亭風(あんていふう)の存在を目の当たりにし、少しずつ心が揺らぎ始める。

7 水源への旅

櫟城は深刻な水不足に見舞われ、民は配給の水が足りなければ、高値で買わねばならなかった。鴻爍が賀遥に問いただすと、水源である千陵泊(せんりょうはく)が、恐ろしい山妖(さんよう)に占拠されたためだと言う。しかし、実際には、賀遥が琅族の白沢(はくたく)部首領・百諾(バイヌオ)と結託し、水源を塞いでいたのだ。百諾が峳と通じていることを知った明瀬(ミンライ)将軍とその妹・巴音(バーイン)は、部族会議で証拠を挙げて百諾を告発するが、長老たちは信じず、逆に明瀬兄妹が逆賊扱いされてしまう。

8 幼い日の記憶

鴻爍と鴻熠は、櫟城の水不足の実態を探るべく水源一帯へ向かう。道中2人は琅族に襲われたが、一味である夏達(シアダー)を捕らえることに成功、水源までの道案内をさせる。鴻爍はその後、夏達の証言に基づき、水流を変えるために置いたという岩のある場所にたどり着く。そして、そこで怪しい人物と遭遇し、不思議な力を得る。鴻爍はその力で岩を砕くことに成功し、櫟城の水不足を解消する。一方、賀遥は鴻爍の一連の行動に怒りを覚え…。

9 度重なる試練

水不足が解消されたと思ったのも束の間、今度は櫟城の町を突然の疫病が襲う。疫病の原因は、水がもたらしたものであり、山妖のたたりだと噂が広まる中、鴻爍は3日以内に解決するよう賀遥に迫られるのだった。鴻爍は、鴻熠を危険に巻き込まぬよう部屋に閉じ込め、侯正則に見張りを命じるが、鴻熠の口車に乗せられた侯正則は鴻熠と外出してしまう。侯正則の監視から逃れ、1人で町を歩いていた鴻熠は、賀遥と百諾の密会現場を目撃する。

10 暴かれた真相

鴻爍は侯正則を連れ玄冥祠(げんめいし)を訪れるが、賀遥の手下に追い返される。しかし侯正則には異能があった。手に触れた者に変化し、また人を変化させることもできるのだ。鴻爍は賀遥を罠にはめ、その姿に化け、玄冥祠に入る。そこには、白沢の主祭・伊久磨(イージウモー)が監禁されていた。一方、明夜楓に捕らわれた鴻熠は、白沢の部族会議に引き立てられる。一族の仇である平原王の息子の出現に、復讐を願う明瀬兄妹。そこへ鴻爍が、救出した伊久磨を連れて現れる。

11 新たな首領

白沢族のもとに主祭・伊久磨が戻った。これにより、峳と結託していた百諾は部内の掟により処刑される。明瀬兄妹は、会議の場に現れた鴻爍、鴻熠を殺そうといきり立つが、伊久磨や明夜楓に従い、鴻爍らを釈放するのだった。一方、疫病収束を命じられた鴻煊は、櫟城に向かう道中に明夜楓と密会。賀遥と百諾の結託の証拠となる書簡を手に入れたほか、鴻熠の護身符を預かる。そして、証拠品をもとに鴻煊と鴻爍は賀遥の失脚をもくろむ。

12 妖魔の存在

凌君は、鴻煊と鴻爍が罪証を入手して罪を暴こうとしていることを賀遥に伝える。賀遥をそそのかして利用し、鴻煊たちに妖魔の存在を気づかせるためだった。鴻煊と鴻熠が鄴城へ戻る日、3人が林の中を歩いていると、賀遥に襲撃される。突然、強くなった賀遥に3人は歯が立たず危機に陥るが、そこに安亭風が現れる。一方、明夜楓のもとには、明瀬の妹、巴音が嫁いでくる。その陰で阿納壊(アーナーホワイ)は明夜楓の活躍に苛立ちを募らせていた。

13 天命の人

伊久磨は、琅族大王に招かれ、祖神(そしん)祭を司ることになった。伊久磨はそこで祖神の天命を受けた者を選出するという。次期大王の座を狙う阿納壊は、伊久磨に取り入り自分を指名してもらおうとするが、すげなく拒絶される。伊久磨が目を付けたのは、明夜楓であった。一方、櫟城から戻った鴻煊は、蘭台(らんだい)と協力し、賀遥を告発しようとする。だがその障害となるのは皇太后その人だった。その頃、晋陽の体に異変が起こりつつあった。

14 大王の座

鴻煊は賀遥を弾劾し、排除を試みるが失敗に終わる。賀遥は皇太后の指示により、鎮北(ちんほく)大将軍を解任されるものの、鄴城に戻って新たな役職に就くことになるのだった。一方、琅族では祖神祭が行われ、次期大王になる者が伊久磨により示されるはずだったが、伊久磨は決定権は大王にある、としてその場を去る。その後、阿納壊は父である大王と面会し、自分を次期大王にするよう直訴する。しかしもくろみは失敗、大王に刃を向ける。

15 怪しい妖魔祓い

鴻熠が鄴城へ戻り、鴻爍は寂しさを募らせていた。そんな鴻爍を元気づけようと侯正則は鴻熠の姿に化けるが、鴻爍を怒らせてしまう。その時、辺境でまた人が死んでいるという知らせが届く。現場に駆けつけると、一家が全員、殺されており、赤ん坊だけが残されていた。そんなある日、鴻爍と侯正則は、怪しい妖魔祓いの2人組が妖魔退治の芝居で人々をだましている場面に遭遇する。捕らえようと追いかけるが2人は突然、鴻爍の前から姿を消す。

16 道士と将軍

インチキ道士季秋(きしゅう)とその弟子邱小彤(きゅうしょうとう)を救ったのは妖魔祓いの安亭風(あんていふう)だった。安亭風は、櫟(れき)城で起こっている怪死事件は妖魔の仕業であることを伝え、鴻爍(こうしゃく)には道士の素質があることを教える。勢い込んだ季秋は、鴻爍を弟子にしようと軍営に押しかける。その頃、父王暗殺に失敗した阿納壊(アーナーホワイ)は監禁されていたが、宰相希力度(シーリードゥー)のとりなしもあり、処刑は先延ばしにされていた。千山令(せんざんれい)という切り札を持ちながらも、明夜楓(ミンイエフォン)は大王の出方に不安を覚える。

17 姿を現す妖魔

妖魔祓いの季秋は、櫟城で起こった連続怪死事件の犯人を妖魔の幽鴳(ゆうあん)だと予想。自分の妖魔祓いとしての力量を示すために、鴻爍の前で幽鴳を呼び出そうと試みる。その後、安亭風の密かな助力により、季秋は幽鴳を呼び出すことに成功するが、幽鴳の魔力が強すぎて、鴻爍たちは捕らえようにも歯が立たず、かえって命の危機にさらされるのだった。一方、皇帝と皇太后は、歳末の宴を前に百里(ひゃくり)氏と賀(が)氏を取り持つためのある秘策を練っていた。

18 苦しい決断

皇宮では歳末の宴が開かれ、百里氏と賀氏の人々が集まり酒を飲んでいた。すると、賀遥(がよう)が皇帝と皇太后に対し鴻熠(こうゆう)を娶りたいと申し出る。突然のことに、鴻煊(こうけん)と鴻熠は戸惑い、婚姻を辞退しようとするが、皇太后や周囲の勢いに負けその場では応じてしまう。鴻煊は大事な妹を賀遥などには嫁がせられぬと考え、明朝、夜明けとともに皇宮へ赴く。一方、阿納壊が亡くなったあとの疏敕(そちょく)では、高逸(ガオイー)が明夜楓に大王になるべきだと話をしていた。

19 男たちの思い

鴻煊は、賀遥との婚姻を賜った鴻熠を家から逃がす。しかし鴻熠は、一晩悩んだ末に帰ってくる。自分が逃げれば百里家に迷惑がかかると、覚悟を決めたのだ。鴻熠と賀遥の婚姻の知らせを聞いた明夜楓は、櫟城へ赴き、それを鴻爍に伝える。逆上した鴻爍は、勝手に持ち場を離れれば死罪だと知りながら、侯正則(こうせいそく)を替え玉に仕立て、ひとりで鄴(ぎょう)城に戻る。兄が呼び戻したのだと思って喜ぶ鴻熠。だが鴻爍は鴻熠に、自分の妻になれと告げる。

20 花嫁略奪

鴻熠の婚礼を前に、鴻爍は鴻煊によって屋敷に閉じ込められてしまう。しかし鴻爍は、季秋が披露した遁術を駆使して脱出に成功、鴻熠を連れ戻そうと企む。一方、鴻煊率いる隊列に黒衣の男が乱入し、花嫁である鴻熠を連れ去ってしまう。連れ去りの犯人は鴻爍だと考える鴻煊は、陶申(とうしん)らに鴻爍を連れ戻すよう命じる。同日、琅(ろう)族では各部族が集まり、閲兵が執り行われようとしていた。だが直前になって明夜楓の不在が判明。部族内に動揺が走る。

21 交錯する思い

明夜楓によって連れ去られた鴻熠を捜す鴻煊と鴻爍。皇帝からは7日以内に捜し出せと命じられていた。鴻熠がこっそり残した道しるべを頼りに明夜楓と鴻熠に追いついた鴻煊たちだったが、尤烏(ゆうう)人たちが襲ってくる。2人の身が危険だと感じた鴻熠は、明夜楓に一緒に行くから2人を見逃してくれと頼むのだった。疏敕に着くと、巴音(バーイン)が鴻熠に嫉妬をするが、明夜楓は冷たくあしらう。一方、鴻煊たちは明夜楓に使者を送り取り引きの条件を提示する。

22 将軍の思惑

鴻熠をさらいながら何の要求も行わない明夜楓に、鴻煊は困惑する。一方、鴻爍に化けた侯正則は、次から次に持ち込まれる問題に頭を悩ませていた。その頃、疏敕では、大王のもと、各部族の首領たちが集まり、立春の宴が行われていた。首領たちや希力度は、明夜楓が千山令を隠し持っていたことに不満を漏らす。さらに巴音は、明夜楓が連れてきた女人が、琅族の敵、平原(へいげん)王昊元(こうげん)の娘であることを暴露する。宴の席は一気に緊張をはらむ。

23 記憶の痛み

鴻熠は、自身の過去を知ろうと明夜楓に詰め寄るが、話の途中で突然、何かにとりつかれたように取り乱し、気絶してしまう。病かと慌てる明夜楓のもとに伊久磨(イージウモー)が現れ、鴻熠の苦しみは、記憶を取り戻そうとする際に表れる、と言い残して去る。ある夜、櫟城を抜け出した鴻爍は、鴻熠のもとに潜入。鴻熠と無事に再会を果たす。しかし、鴻爍がともに帰ろうと言うと、鴻熠は明夜楓がなぜ自分を連れ去ったかを知るまでは帰らないと言い出す。

24 兄弟の決別

出自を知りたいと願う鴻熠の思いに寄り添い、一緒に疏敕に残ることを決める鴻爍。2人で語り合い酒を飲むが、その酒には毒が盛られていた。騒ぎを聞きつけた明夜楓は鴻熠のもとへと急ぐが、鴻熠なら救うが鴻爍を救う気はないと言う。すると鴻熠は自らも毒酒を飲み、明夜楓に解毒薬を見つけるように迫るのだった。明夜楓は必死になって毒を盛った下手人を捜し解毒薬を探すがなかなか見つからない。焦る明夜楓は、ある人物に助けを求めることにする。

25 揺れる朝廷

自らが琅族の那成(ナーチョン)公主と峳(ゆう)国人の間に生まれた娘、黎若(リールオ)であると知った鴻熠は、百里兄弟に別れを告げる。鴻熠奪還の望みを失った鴻煊は、その場にいた羽林衛(うりんえい)を皆殺しにし、琅族との戦いの末、鴻熠は自害したと偽装する。朝廷は、琅族との戦を唱える賀遥と、非戦を唱える丞相たちの間で揺れる。一方、黎若の身分が明らかになると、明夜楓と大王の間に亀裂が生じる。反逆者の娘に対する人々の目も冷たい。だが明夜楓は黎若を守ることを宣言する。

26 大王の陰謀

鴻熠の死を装った鴻煊は、喪に服し、兄妹の情を断ち切ることを心に誓う。だが皇太后は、鴻熠の死に疑念をつのらせていた。一方、櫟城に戻った鴻爍は、最愛の姉を失ったことから、絶望し気力を失う。その頃、疏敕では、明夜楓に反乱部族鎮圧の命が下る。明夜楓は、大王が祖神(そしん)の言葉を公表することを条件に、遠征を引き受ける。だがそれは琅族大王と希力度による罠であった。高逸は父親を止めようとするが、すでに暗殺計画は進み始めていた。

27 もう一度会いたい

大王に命じられ、明夜楓は乱の平定のため、配下とともに爾綿(じめん)へ向かう。一行は道中、激しい風雪に見舞われ野営を行うが、明夜楓はその際、兵営内に鴻熠が琅族を滅ぼす妖女であるとの噂が流れ、厄除けのための霊符が配られていることを知り、犯人捜しを始める。一方、櫟城の鴻爍は、鴻熠との別れにうちひしがれ、酒に溺れる日々を送っていた。穆奇(ぼくき)や侯正則の苦言も鴻爍の心には届かず、挙げ句、鴻熠を捜すと言い出すありさまだった。

28 新大王の即位

爾綿部の乱を平定した明夜楓は、凱旋後、大王に退位を迫る。とぼける大王だったが、駆けつけた白沢(はくたく)部や烏洛蘭(うらくらん)部からも、大王は誓いを守るべきだと詰め寄られる。大王は明夜楓を捕らえるよう命じるが、配下は、明夜楓を恐れ投降してしまうのだった。明夜楓が次の大王になるという話は、すぐに峳にも伝わった。皇太后が大臣らに新しい大王とどう渡り合うべきかを問うと、鴻臚(こうろ)卿は戦の備えをするべく司馬(しば)の職を設置することを提案する。

29 奪われた密書

巴音になじられ、あらためて琅族の地で生きることを自覚した鴻熠。明夜楓は彼女を、両親終焉の地へ連れていき、那成公主と自分の過去を語る。その頃、鴻爍に化けた侯正則は、季秋から別れを告げられ、五神に関わる極秘の口伝を教えられる。一方、鴻煊から明夜楓への密書を運んでいた陶申は、何者かに襲われる。深夜、皇帝から急な呼び出しを受け、参内した鴻煊は、皇太后と賀遥の追求を受ける。賀遥の手にあるのは、あの密書であった。

30 皇帝の宣告

陶申に託した明夜楓宛ての密書が、賀遥の手に渡ってしまった。密書には鴻熠の生存や、琅族との結託の事実が記されていたが、鴻煊は知らぬ体を貫く。賀遥は証人として陶申を登場させ、鴻煊に揺さぶりをかけるが、鴻煊は否定し続け、ついには陶申を殺してしまう。見かねた皇帝は、皇太后と賀遥を退出させ、鴻煊と2人で話し、真相をつかもうと試みる。しかし積年の恨みを爆発させた鴻煊に皇帝は激怒。鴻煊を公開処刑すると言い放つ。

31 青天の霹靂

鴻煊(こうけん)が公開処刑を言い渡され、鎮北(ちんほく)侯府は一夜で血の海と化す。そして追っ手は遠く離れた櫟(れき)城までやってきた。鴻爍(こうしゃく)が酔っ払って寝ているところへ羽林衛(うりんえい)がやってくるが、間一髪のところで鴻爍は侯正則(こうせいそく)に救い出される。鴻爍が追われていることを知った邱小彤(きゅうしょうとう)は、季秋(きしゅう)の反対を押し切って鴻爍を助けに向かう。一方、鴻熠(こうゆう)は巴音(バーイン)から百里(ひゃくり)家の危機を聞かされ、天幕を抜け出し峳(ゆう)へと向かう。事実を知った明夜楓(ミンイエフォン)は、巴音に激しく怒るのだった。

32 再会した姉弟

封鎖された鎮北侯府に戻ってきた鴻爍は、官兵に追われ侯正則の家に身を寄せる。その夜、鴻煊を救うため天牢に忍び込んだ鴻爍は、同じ目的でやってきた鴻熠と再会する。だが罠を張っていた賀遥(がよう)に発見され、一緒に逃走する。兄を救出したい2人だが、互いに顔をそむけあい、侯正則は仲を取り持つため苦心する。鴻熠の生存を知った皇帝は、賀遥に逆臣捕縛を命ずる。一方、鴻熠が鄴(ぎょう)へ向かったことを知った明夜楓は、自らも峳に向かう。

33 決死の救出作戦

再会してもうまく話せない鴻爍と鴻熠。ともに鴻煊救出の策を練るものの、妙案が思いつかない。その後、侯正則らの助けにより、鴻煊が宮中にいると判明。鴻爍たちは宮中への侵入を図る。だが、2人は見えない力に阻まれ、鴻煊のもとにたどり着けない。蛍の光に誘われ宮中を出た2人は、安亭風(あんていふう)と遭遇。安亭風は、宮中に絶大なる法力を持つ者がいるから侵入を諦めるよう2人に警告する。後がない鴻爍たちは、刑場での鴻煊奪還を決行する。

34 九翼天龍

殺された兄の敵を討つため、鴻爍は1人で皇宮に乗り込む。そこに待っていたのは皇帝、昊和(こうわ)だった。昊和は強大な力を得ており、鴻爍は戦いを挑むも全く歯が立たず、とどめを刺されそうになる。だが間一髪のところを安亭風に救われる。一方、侯正則と邱小彤は、突然姿を消した鴻爍を心配し行方を捜していたが、突然現れた安亭風から鴻爍の居場所を聞かされ、急いで助けに向かう。また鴻熠と明夜楓は疏敕(そちょく)への道を急いでいた。

35 生死を賭けた試練

命を取り留めた鴻煊と晋陽(しんよう)は、山中の庵に逃れていた。晋陽は鴻煊に、そこで平穏に暮らそうと持ちかける。しかしそこへ現れた凌君(りょうくん)は、皇帝が妖魔であることを告げ、峳を救うためには鴻煊が生死を賭けた試練に臨まなければならないと告げる。その頃、疏敕では、長らく姿を現さない大王・明夜楓に対し、長老たちの不満が爆発しかけていた。一方、鴻爍たちは模様の謎を解くため安亭風を捜していた。すると侯正則を呼ぶ不思議な声が…。

36 伊久磨の企み

鴻熠は、伊久磨(イージウモー)の解き放った妖魔に取り憑かれて強大な力を持ち、尤烏(ゆうう)人や琅(ろう)族の前大王、琅族の者たちを次々と殺していく。その後、殺戮は上古の記憶が蘇った鴻熠が気を失って倒れたことにより止まったが、琅族の者たちは鴻熠を処刑するよう、明夜楓に激しく求める。明夜楓は鴻熠の命を守るため、大王の座を捨てて疏敕を離れる決心をする。一方、鴻爍たちは安亭風と合流し、あらゆる妖魔が宮中に集まる光景を目の当たりにしていた。

37 兄弟の再会

鴻熠は、尤烏人だけでなく伊久磨や明夜楓にまで手をかけようとする。伊久磨は鴻熠に襲われている明夜楓を助けようとするが、明夜楓は自分は死んでも構わないから鴻熠を傷つけるなと訴える。一方、鴻爍は安亭風とともに管鑰(かんやく)の地を訪れていた。管鑰の地は極火の地で、安亭風の持つ金の力は火に弱いため、水の力を持つ鴻爍だけが1人で先へ進むことにするのだが、厭火(えんか)に道を遮られてしまう。厭火に戦いを挑む鴻爍だが、衝撃で意識を失う。

38 金石妖との戦い

撫松(ぶしょう)部を次々に襲う不幸の原因は、金石(きんせき)妖のたたりであった。それはかつて撫松部に守護神として祭られていた鉄鉱石が、何らかの理由で妖魔と化し、一族に仇をなしていたのである。鴻煊は、かつての父親の忠臣であった申徒(しんと)一族を救うため、鴻爍と安亭風とともに、金石妖に戦いを挑む。本来なら、金の力に打ち勝つことのできる火の力を持つ鴻煊は有利なはず。だが、千年あまりの修練を積んだ金石妖は、鴻煊の力をはるかに凌駕していた。

39 三兄弟の再会

安亭風は、侯正則の体内にいる妖魔の退治を行った後、鴻煊、鴻爍とともに妖魔が作り出した櫟城へ向かう。そして鴻煊と鴻爍は、強い妖気を発する踏雲(とううん)楼で女丑(じょちゅう)の尸(し)と遭遇し、乱闘を始める。するとそこに明夜楓と仮面の女が現れ、鴻煊たちを阻む。夜明けとともに女丑の尸は姿を消し、仮面の女も気絶するが、仮面の女は鴻熠だった。明夜楓は三兄弟が離散して以降の鴻熠の豹変ぶりを説明。鴻熠に憑依するものに導かれるようにして櫟城にきたという。

40 呉越同舟

晋陽の正体に気づいた鴻爍は鴻煊と話をする。妖魔であれ家族は家族だという兄の言葉を聞き、鴻爍は安心する。安亭風は、鴻爍たちに鴻熠は土正后土(どせいこうど)であり、体内に九嬰(きゅうえい)が封印されていることを伝える。その話を聞いた明夜楓は鴻熠を救うために今は恨みを忘れ皆と手を組むと伝え、鴻爍たちもそれに応じ、皆で琅族が死者の霊を祭る赤松澗(せきしょうかん)へと向かう。一方、鴻熠は伊久磨や尤烏人を殺したことを思い出し、自分は一体何者なのかと不安を覚える。

41 神々の非情

侯正則と邱小彤の前に現れた季秋は、すでに現世になく、下界に降った仙体であった。季秋は2人に鴻爍のことを託して消える。その頃、妖魔の姿に変身した晋陽は苦しみながらさまよっていた。桑樹(そうじゅ)の精に命じられた鴻爍と鴻熠は、赤松子(せきしょうし)と帝女桑(ていじょそう)の愛の物語を目にし、水玉(すいぎょく)を得る。桑樹の精は、水玉と引き替えに、5人の神官に真実を告げる。九嬰の霊力の精髄は、戦場にいた鴆(ちん)に吸収され、それを得るためには晋陽を殺さねばならぬことを。

42 霊山十巫

鴆である晋陽が死んだ。周りにいた鴻爍たち五正(ごせい)神官は、鴆の体内にあった九嬰の霊力を得ることに成功する。しかし鴻爍と鴻熠は、冷徹な鴻煊への不信感がぬぐえず、鴻爍に至っては鴻煊を激しく責めてしまう。一方の侯正則は、妖魔である自分もいつか、晋陽のように殺されるのではないかと気が気でない。五正神官たちはそれぞれに分かれ霊山で九嬰を倒すために必要な方天矩(ほうてんきょ)を探し始める。だが鴻熠は霊障に遮られた末、姿を消すのだった。

43 陰陽の兄弟

方天矩を探し始めた鴻爍たちは、それぞれの場所で霊山十巫(れいざんじっぷ)と戦っていた。そんな中、鴻爍と明夜楓の前に現れたのは巫抵(ふてい)と巫礼(ふれい)の兄弟だった。正反対の性格ながら1つの体を共有する巫抵と巫礼は陰陽の陣で鴻爍たちを苦しめる。陣を破るため、鴻爍と明夜楓は協力して戦う。また安亭風は、巫謝(ふしゃ)と再会していた。長い間、自分を想い続けていた巫謝を安亭風は冷たくあしらう。一方、鴻爍とはぐれた侯正則と邱小彤は禁断の地に閉じ込められていた。

44 五神の対立

巫師たちを倒した鴻爍たち五神は、玄巫台(げんぶだい)の上に現れる。残る霊山十巫は4人。上空に浮かぶ観星(かんせい)塔をめぐって、霊力の戦いが繰り広げられる。ついに五神の力が勝り、塔に幽閉されていた侯正則が解放される。だが侯正則の正体は、大昔に水正(すいせい)が命を吹き込んだ木片で、九嬰の妖気を吸い妖魔へ変わろうとしていた。侯正則を殺し霊力を得ようとする鴻煊の前に立ちふさがる鴻爍。その時、苦しむ鴻熠の中から九嬰が姿を現そうとしていた。

45話(最終話) 最後の戦い

五神たちは侯正則を殺し、方天矩に宿る霊力を手に入れた。しかしそれは九嬰と対峙することも意味していた。五神たちの思いは交錯し、うまく団結できない。鴻煊、鴻爍、明夜楓はそれぞれ単独で九嬰打倒に走るがうまく行かず、ついには内輪もめを起こしてしまう。安亭風は、思いどおりに事が運ばないことにいらだちを隠せず、凌君への失意を隠さない。一方、凌君には九嬰を蘇らせたある秘密があった。五神と九嬰との戦いが再び始まる。

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