カッコウの巣

ストーリー

ヨニは早朝に突然ジヌに会いに来たヒジャの行動に困惑し、冷たく追い返す。一方、ジンスクはチュジャとサンスンの嫁いびりに傷つき、ヒジャの前でさめざめと泣く。驚いたヒジャはチャンシクの頬を打つが…。そんな中、2回目の裁判が開かれ、代理母契約書を入手したミョンウンは裁判長にファヨンの尋問を申請する。形勢が不利になったファヨンは、これまで隠してきた衝撃的な事実を告白。法廷内は騒然となり、ヒジャは気絶してしまう。

ファヨンが卵子を入れ替えたことを知り、ビョングクは激怒。首を絞めてファヨンを殺そうとするが、その場で警備員に取り押さえられ、警察官に引き渡される。そんな中、ソンビンはチュジャに会いに行き、ソラが本当にヨニの娘なのか尋ねる。ミョンウンもまた、チョルにヨニが産んだ子の行方を尋ねるが…。一方、産婦人科医のミョンソクの家を探しに行ったヨニは、サンドゥからの電話でビョングクが逮捕されたと聞き、警察署へ向かう。

ファヨンの会社を訪ねたヨニは、ジヌのためにもビョングクを前科者にすべきではないと主張。ビョングクが釈放されなければ、サンドゥとの子を捜し出すとファヨンを脅す。そんな中、ヨニは偶然ソラと会い、複雑な気持ちになる。ソンビンは、ソラはドンヒョンの子ではないとヨニに報告するが…。一方、ファヨンはDNA親子鑑定を受けるためにジヌとヨニを待つが、約束の時間が過ぎても2人は現れず、ミョンウンに苛立ちをぶつける。

サンドゥはソラが自分とファヨンの娘なのではないかという疑いを抱くが、チュジャにきっぱりと否定される。納得できないサンドゥは、下校中のソラに声をかけるが…。一方、チャンシクとジンスクはヒジャと同居を開始。しかし、ヒジャはチャンシクを家族とは認めず、家事手伝いのようにこき使う。そんな中、ファヨンはやっとのことでミョンソクを探し出し、証人になれと迫る。裁判所の証言台に立ったミョンソクは衝撃的な事実を告白し…。

ミョンソクの証言とDNA鑑定の結果から、ジヌの母親はヨニであることが証明される。ショックで倒れて入院したファヨンは、意識を取り戻すやいなや、病室を脱出。ヨニの家に向かい、ジヌを無理やり連れ去ろうとする。必死でジヌを守り抜いたヨニは、相変わらず「ソラはヨニの娘だ」と主張するファヨンの言葉が気になり、真実を確かめようとチュジャの家へ。一方、ギソプは新しい指輪を準備し、ゴンヒにプロポーズしようとするが…。

ソラは本当に自分とドンヒョンの娘なのか、チュジャを問い質したヨニ。チュジャは断固として否定するが…。ヨニがソラの件で悩んでいることを知ったミョンウンは、密かにソラの髪の毛を入手してDNA鑑定を依頼する。一方、ファヨンはヨニがジヌへの接近禁止仮処分の申し立てをしたことを知って激怒し、ヨニの会社で大暴れする。そんな中、ジョン・ウィルソンとファヨンを結び付ける証拠を手に入れたビョングクは、ヨニを呼び出し…。

株主たちの前で、自分は潔白だと声を張り上げたファヨン。だが、ヨニは裏金に関する証拠を公開し、徹底的にファヨンを追い詰める。ソンビンがこれまで自分を騙していたことを知ったファヨンは深く傷つき、憤慨するが…。一方、DNA鑑定の結果を受け取ったサンドゥは怒りと驚きに身を震わせ、ファヨンの元へ。サンドゥから渡された書類を目にしたファヨンは、激しく取り乱す。そんな中、ヨニは証拠書類を持って、ジョンの面会に行くが…。

指輪を用意してヨニに会ったミョンウン。だが、母親としての自分を優先するヨニは、彼の好意から逃げようとする。その帰り、1人で屋台に入ったミョンウンは偶然サンドゥに出会い…。そんな中、チャンシクは家出をしたソラを連れて帰り、ヒジャに嫌味を言われる。ジンスクは肩身の狭い思いをしながら暮らすチャンシクに、イタリアへの料理留学を勧めるが…。一方、ファヨンはソラに裕福な暮らしをさせるため、ある計画を思いつく。

ミョンウンの気持ちを素直に受け入れることができず、会社で沈んだ表情を見せるヨニ。一方、ミョンウンは傷心のまま東京出張に発つ。チュジャは思い悩んだ末にビョングクの会社を訪ね、「ソラはあなたの娘だ」と言い放つ。驚いたビョングクはファヨンに会いに行き、事情を説明しろと声を荒げる。ビョングクの子であることを信じ込ませようと必死で演技をするファヨン。何も知らないサンドゥは、ファヨンにソラを託して去っていくが…。

HSグループの株主総会が目前に迫り、検察庁に召喚されたファヨンは窮地に追い込まれる。ファヨンは自分を代表理事の座から引きずり降ろそうとする株主たちの説得を試みるも失敗に終わり、最後の手段に出る。さらにジョンの面会に行き、約束を必ず守ってほしいと念を押すが…。一方、ヨニとミョンウンはファヨンに脅迫された株主たちに会う。そんな中、ビョングクは家族を集めてファヨンを自宅に呼び、ソラが誰の娘なのか話せと促す。

株主総会決議でファヨンはHSグループの代表理事職を解任され、絶望に打ちひしがれる。そんな中、ソラの父親はビョングクだとファヨンが主張していることを知ったヨニは、サンドゥに真相を尋ねる。サンドゥは激怒し、二度と会わないと約束したファヨンの元に向かうが…。そんな中、ソラがビョングクの娘であることを示すDNA鑑定の結果が出る。ビョングクは釈然としない思いに駆られるが、ヒジャはソラを引き取って育てようとする。

チュジャはソラの幸せを願って、泣く泣くヒジャの家に送り出す。一方、ファヨンもソラの母親であることを口実に家に入り込もうとするが、ビョングクはファヨンとの同居を断固拒否する。そんな中、サンドゥはファヨンを呼び出して川辺に連れて行き、一緒に死のうと迫る。恐ろしくなったファヨンは逃げ出すが、すぐにサンドゥに追いつかれてしまい…。翌日、ヨニはサンドゥの携帯電話がつながらなくなったことに妙な胸騒ぎを覚える。

ミョンウンとヨニは、監視カメラの映像を頼りにサンドゥの居場所を探し出そうとする。一方、強引にヒジャの家で暮らし始めたファヨンは、サンドゥの遺体がいつ発見されるかと怯え、悪夢に苦しんでいた。そんな中、ソラは週末にチュジャに会いに行きたいと話すが、ファヨンに反対され、2人は大喧嘩になる。ファヨンから逃げ出すために道路に飛び出し、交通事故に遭ったソラ。病院に駆け付けたビョングクは、衝撃的な事実を知るが…。

殺人未遂の証拠をファヨンに突きつけ、自首を迫ったサンドゥ。ファヨンは必死で許しを請うが、冷たく突き放される。そんな中、ソラが無事に意識を取り戻し、チュジャの家に戻る。サンドゥはヨニの協力を得て、ついにソラと2人で話をすることになる。ソラはサンドゥに自分の父親なのかと尋ねるが…。その頃、ファヨンは食事もとらず、自室に閉じこもりきりになっていた。警察署から意外な連絡を受けたヨニは、ファヨンを呼び出し…。

ソラは電話口のファヨンの様子がおかしかったことをヨニに伝え、「助けてほしい」と懇願する。1人でファヨンを探しに出たヨニは、路上に放置された彼女の車と携帯電話を発見。横断歩道に供えられた花束を見て、そこが亡きドンヒョンの事故現場であることに気づき、当時を思い出して涙ぐむ。やがて海へと入っていくファヨンを見つけたヨニは、彼女を止めるために後を追う。ミョンウンとソンビンも、警官たちと共に海辺に駆け付けるが…。