「夕月花(せきげつか)~三世を駆ける愛~」ドラマ公式サイト

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第1回 特別配信中! 予告動画を再生する

「ミーユエ 王朝を照らす月」スン・イー×「王女未央-BIOU-」ジン・ハン×「三国志 Secret of Three Kingdoms」タン・ジェンツーで贈るー ときめきと波乱に満ちた宿命の愛を描く、予測不能なデスティニー・ラブ史劇!

前世から繋がる愛が運命を変えるー
これまでとは一線を画すファンタジー・ロマンス時代劇がついに登場!

愛する者と平和を守るため過去に戻ったヒロインと、野心に満ちた奸臣。不思議な運命に導かれて出会った仇敵の2人には、実は切っても切れない宿縁が隠されていたー。本作は、前世から続く愛を描く「永遠の桃花~三生三世~」などの爆発的ヒットジャンルに、ヒロインがタイムリープで宿命に立ち向かっていく斬新な設定が加わった最新ファンタジー時代劇! 敵対関係にあった相手と想いを通わせていく鉄板ロマンスからキャラクターに隠された謎を推理するミステリー、時空を超えるたび歴史が変わっていくファンタジックなストーリーなど、二転三転する物語がスピーディーに繰り広げられ視聴者を釘付けに! 中国のテレビ情報サイト電視猫(TVmao)のレビュー評価で8.8※の高得点を獲得したほか、豆瓣(douban)などでも高評価を得て、その人気ぶりを証明! さらに、中国の山水画を意識して作られた優雅で洗練されたセットや、西洋式の刺繍を用いてキャラクターに合うようデザインされた美しい衣装、「陳情令」「花様衛士~ロイヤル・ミッション~」の楽曲を担当したリン・ハイによる音楽も好評を博し、一度観始めたら止まらない一級品のドラマが完成した!
※2021年11月時点

幾多の困難を乗り越え真実の愛で結ばれた2人が、ともに未来を切り拓いていくー!
時を超えて何度でも巡り会う運命の秘密が明かされるとき、
ときめきと感動が押し寄せる、ロマンティックなタイムリープ・ラブ史劇!

7年間続いた内乱で命を落とすも不思議な力で8年前によみがえった女将軍・聞心(ぶんしん)は、運命的に出会った馮夕(ふうせき)から「冬月(とうげつ)」と名付けられる。しかし、馮夕は戦乱の元凶ともなった奸臣で、彼女の仇敵だった。そんな馮夕は仇を討とうとする冬月を何度も阻むが、その行動には深い事情が隠されていて…!? 世間では欲しいものは手段を選ばず手に入れる悪人とされる馮夕だが、本当の姿は汚名を背負ってでも裏で人々を守る“隠れた英雄”! 善なのか悪なのかわからない馮夕に翻弄されながらも、次第に彼の真っ直ぐな愛や本性に気付き、惹かれていく冬月に共感必至! やがて馮夕が窮地に陥ると今度は冬月が彼を救い、より深まる愛にときめきが止まらない! また出会って200日記念の花火や情熱的な告白、気絶キスに大胆キスなどハートを溶かす甘々シーンも満載で、胸キュン指数は急上昇! さらに後半には、過去に戻った代償として降りかかる試練、出生の秘密など、先読み不能の出来事が待ち受ける! 想像を超えるドキドキの展開にグイグイと引き込まれること間違いなし!

「ミーユエ 王朝を照らす月」スン・イー×
「王女未央-BIOU-」
ジン・ハン×
「君、花海棠の紅にあらず」
タン・ジェンツー
人気と実力を兼ね備えた、今注目すべき最旬スターが夢の共演!

「ミーユエ 王朝を照らす月」の全国オーディションで見いだされ、中国版エミー賞・国劇盛典ほか数々の祭典で新人賞に輝いた経歴を持つスン・イーが、未来を変えるために奮闘する正義のヒロインを演じて新たな魅力を開花! キレのあるアクションや強さの中に秘めた純粋な乙女心を巧みに表現し、タレント上昇パワーランキングでTOP10入りするほど観る者を魅了した! そんな彼女と恋を繰り広げるのは、「王女未央-BIOU-」「楚喬伝(そきょうでん)~いばらに咲く花~」のジン・ハン。本作では、これまでの悪役イメージを残しつつも愛する人のためなら死も厭わない男らしい姿が“ハマリ役”だと大絶賛。ダークな雰囲気と好きな女性にだけ見せる甘さのギャップはWeiboでも話題となり、馮夕に関するタグが数々トレンド入りする熱狂ぶりを見せた! そして「君、花海棠の紅にあらず」の京劇女形役で高く評価されたタン・ジェンツーが、冬月に想いを寄せる見守り皇子に変身! どんなときでも冬月を受け入れる優しさと、自分の信念を曲げてでも彼女を手助けする姿がハートを奪う! ヒロインを愛する対照的な2人のまったく異なるアプローチも超必見!

「シンデレラが嘘をついたらダメですか?」ルオ・チウユン、 「Go!Go!シンデレラは片想い」ユー・チョンエン、 「瓔珞<エイラク>」シェン・バオピンなど、
ネクストブレイクスターからベテランまで豪華キャストが大集結!

「シンデレラが嘘をついたらダメですか?」やシュー・カイ主演の「千古玦塵(原題)」など話題作に名を連ねる期待の新人ルオ・チウユンが、奴婢から令嬢となり、心身ともに強くなっていく女性を愛らしく好演! そして彼女とキュートなラブラインを見せるのは「Go!Go!シンデレラは片想い」のユー・チョンエン。護衛として馮夕に忠誠を誓うかっこよさと、恋愛で一喜一憂するピュアな心を併せ持つ年下男子を演じ、さらなるブレイクを果たした! そのほか、「九州縹緲録~宿命を継ぐ者~」ジャン・ジージエン、「瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」シェン・バオピン、「山河令」ワン・ドンなど、中国ドラマで一度は観たことのあるベテランイケオジ軍団が集結し、ドラマを一層盛り上げる!

あらすじ

7年に及んだ定遠(ていえん)の乱で命を落とした女将軍・聞心(ぶんしん)。全ての記憶を失ったまま戦が始まる前によみがえった彼女は、偶然出会った馮夕(ふうせき)から「冬月(とうげつ)」と名付けられる。そんな中、期せずして記憶が戻り、馮夕が定遠の乱の首謀者・陸遠潼(りくえんとう)と結託した奸臣であることを思い出す。未来を変えるため陸遠潼を暗殺しようとする冬月だが、その度に馮夕に阻まれてうまくいかない。実は馮夕にはある目的があり、冬月の暗殺計画を邪魔するのは彼女を助けるための行動だった。次第に冬月は馮夕の本当の姿を知っていき、何度も運命的に巡り会う彼と心を通わせていくが…? 三世に渡る愛と戦いの物語が今、始まるー!

1 冬青とうせい花の散る宵

啓元(けいげん)22年、胤(いん)国は逆臣・陸遠潼(りくえんとう)が起こした7年間に及ぶ“定遠(ていえん)の乱”に敗れようとしていた。兵たちはことごとく倒れ、城門を守る者は女将軍・聞心(ぶんしん)のみ。命ある限り戦う覚悟を決める聞心だが、大軍が目の前に迫り、陸遠潼の放った矢が今まさに聞心の眉間に迫る。これをさかのぼること8年前の啓元14年、記憶を失った女が湖から上がってきた。自分が誰なのか、なぜここにいるのかも分からず、玉笛(ぎょくてき)1管しか持たないこの女は一体、何者なのか。

2 夏の夜に舞う雪

定遠侯・陸遠潼への接近をもくろむ馮夕(ふうせき)は、都の料亭に一席を設けて接待するが、陸遠潼の命を狙う冬月(とうげつ)こと聞心は、舞姫に化けて宴席に潜入。だが、その正体を見破った馮夕に殺害を阻止される。都で祭天の儀が行われると知り、そこで陸遠潼を殺すことを誓った冬月は、8年前の夏に雪が降ったことを思い出す。その知識を利用して天文を司る太史(たいし)局で職を得ようとするも、失敗。門前払いを食らった失意の冬月の前に、ある貴公子が現れて…。

3 あん侯府の怪異

「京都(けいと)雑談」に自分を揶揄する記事を書かれた安(あん)侯・趙金安(ちょうきんあん)は、憤慨して太史局にやってくると難癖をつけて盧川(ろせん)を捕らえろと言い出す。とりなそうとした冬月も同罪を言い渡され、牢(ろう)に引っ立てられようとした時、馮夕が現れて言葉巧みに安侯を説得し、その場は何とか収まった。しかし、その後、冬月は安侯府で起こる怪異を鎮めるため、厄払いを任されることに。この機を利用して馮夕にささやかな反撃をした冬月だが、事態は思わぬ方向に発展していく。

4ろうで見た秘密

馮夕に頭を下げれば牢を出られると伝えられた獄中の冬月。牢を出られなければ陸遠潼暗殺を果たすことはできないが、奸臣に頭を下げるのは抵抗があった。一連の騒動がすべて馮夕の策略であることに気づき、頑なな態度を取る冬月は、大理寺(だいりじ)の厳しい詮議を受けて満身創痍となる。馮夕はひそかに手を回し、冬月を牢から出そうとするが、思いがけず左丞相(さじょうしょう)・方元(ほうげん)の横やりが入る。冬月の冤罪の背後では本人さえ知らない権力の対立が始まっていた。

5 本当の恩人

安侯が処刑され、馮夕は思惑どおり礼(れい)部尚書(しょうしょ)に昇進する。同じく太史局で昇進した冬月に特別な待遇を与えた馮夕だが、期待に反して冬月はいくら待っても訪ねてこない。第三皇子・龐鈺(ほうぎょく)の計らいによって、水牢に浸かって命拾いした冬月は、礼を言うため彼を訪ね、有志の秀才が集まる御風(ぎょふう)閣へ招かれる。龐鈺との親しい関係を耳にした馮夕は太史局に押しかけ、冬月の前で自分が命の恩人だと主張するが、馮夕の本心が読めない冬月は困惑する。

6 影絵芝居の夜

祭天の儀で陸遠潼暗殺を企む冬月だったが、またも馮夕の策略により阻止されてしまう。馮夕から10年分の記録整理という嫌がらせを受けた冬月を龐鈺は陰で支える。そして夜、御風閣に冬月を招くと、女子(おなご)の衣を渡す。女だと知られたことに戸惑いながらも衣を着替えた冬月は龐鈺と影絵芝居を演じるのだった。そんな中、求籤(きゅうせん)の儀という新たなる陸遠潼暗殺の機会を得た冬月だったが、その裏では馮夕がまたも裏工作をしようとしていた…。

7 尚書しょうしょ女子おなご

定遠侯府に潜入した冬月は陸遠潼暗殺に失敗し、陸遠潼は刺客騒ぎを利用してまんまと都を離れる。陸遠潼の副将・臧飛(ぞうひ)に火器で撃たれ、追われる身の冬月に救いの手を差し伸べたのは馮夕だった。馮夕は冬月の衣を脱がせると2人で寝台に横たわり、房事の最中を装うが、このことで冬月が女子であることを皇帝の前で明かすことになってしまった。冬月が刺客だと確信する臧飛は刺客の胸には火器の傷があると主張し、確かめさせろと訴えるが…。

8 理不尽な取り引き

刺客騒ぎの一件後、冬月は馮(ふう)貴妃付きの宮女が失踪したと耳にする。自分の身代わりで入牢した明珠(めいしゅ)の替え玉として、処刑されたと疑う冬月は、馮夕を問い詰めるもはぐらかされる。牢から救われた明珠は、馮夕によって顔のあざも消され、馮家の娘として迎えられる。子鳶(しえん)と名を変えた明珠と再会した冬月は、子鳶の腕にあざを発見。馮夕が虐げていると思い込み抗議するが、子鳶を引き取る身請け金の代わりとして、徹夜の刺繍仕事をするはめになる。

9 治らぬ傷の訳

朝廷では削藩策の是非を巡って論争が繰り広げられていたが、馮夕は重傷を理由に、朝議に出ようとはしない。毎日、傷の手当てをさせられている冬月は、ある時、傷がなかなか治らない理由に気づく。冬月が御風閣で龐鈺と話していると、馮夕から冬青(とうせい)花を添えた贈り物が届いた。2人の関係が気になる龐鈺だが、冬月は「馮夕にとって自分は恩人」というだけで多くを語ろうとはしない。そこへ冬月が落とした腕輪を持った馮夕が現れて…。

10 御風ぎょふう閣の敗北

馮夕の武器横流しの証拠をつかめなかった龐鈺は馮夕との賭けに負け、御風閣の政(まつりごと)への関与を禁止されると同時に御史大夫(ぎょしたいふ)の職を罷免された。御風閣の名声は地に落ち、門客たちは次々と去っていく。御風閣に残って龐鈺を支えようとする冬月だが、自分を身近に置くために馮夕が門客たちを引き抜いていたと知ると、御風閣を去って馮府に入る決心をする。馮府に入るのは龐鈺に迷惑をかけないためでもあったが、馮夕に近づく理由は他にもあった。

11 嫉妬の始まり

馮夕が陸遠潼に武器を横流ししている証拠をつかむため、冬月は子鳶を介して得た情報で、馮家の別邸に潜入。そこに馮夕が現れ、自分を誘い出すための策略だったと知る。馮夕から愛を告げられるが、その本心が読めないことで心を乱すのだった。馮夕との過去の縁で、馮府の女主人となっている李語柔(りごじゅう)は、屋敷に住み始めた冬月に地位を奪われると危機感を抱く。馮夕から冬月を引き離すため、まずは冬月と仲の良い子鳶を追い出そうと画策する。

12 月夜に響く笛

子鳶が見合いをすると聞き、慌てて乗り込んで邪魔をする道楽(どうらく)。語柔はその後も見合いを勧めるが、道楽が子鳶は将来、自分の妻になるのだと言って子鳶を守る。怒っていた子鳶だったが道楽を許し、2人は仲良く武術の稽古に励むのだった。朝廷では、楊琰(ようえん)が雪霊草(せつれいそう)の栽培を巡って馮夕の進言により命を落とすが、馮夕は楊琰の家族を救うために画策をする。一方、冬月は龐鈺に教えた蝗害(こうがい)の解決法が実は誤りだったことが分かり焦るが…。

13 愛の証し「夕月せきげつ記」

冬月は「京都雑談」で8年前の自分の父親である聞鄴(ぶんぎょう)が都に来たことを知る。折り合いがよくなかった父親の聞鄴とかつての自分である聞鄴の娘・聞心が何かと気になる冬月。聞鄴もまた冬月の姿に妻の面影を見いだしていた。一方、道楽から冬月が聞鄴を気にしていると聞いた馮夕は折りにつけ聞鄴に嫌みな言葉をぶつける。そのたびに聞鄴を擁護し、さらには聞鄴の屋敷に住めば記憶を取り戻せるかもと言い出す冬月に、馮夕はいらだちをつのらせる。

14 花灯節かとうせつの夜

母親に似た冬月と出会った聞心は、すぐに慕うようになる。聞心の誕生日が都の花灯節(かとうせつ)と重なり、馮夕は冬月と聞心を連れて祭りへ繰り出す。今日が冬月の誕生日でもあると知った馮夕は、今後は毎年、花灯節で花火を見ようと冬月を誘うのだった。その後、辺境にいる陸遠潼への武器の運搬に頭を悩ませる馮夕は、亡国の公主・慕容芸(ぼようげい)が率いる嘉曼(かまん)歌舞団を入京させることに成功。警護の目をくらませ、武器を都から運び出す計画が進み始める。

15 武器の行方

失われた武器の行方を追い続ける龐鈺(ほうぎょく)。馮夕(ふうせき)の配下が頻繁に祁(き)山に出没することから、武器は祁山にあるかもしれないと考え、方元(ほうげん)に協力を要請する。しかし、あくまで不正を裁こうとする龐鈺に対し、方元は私的な恨みを晴らすため、人質を取る卑怯な策で馮夕の息の根を止めようと考えていた。そのことに気づいた龐鈺は方元を非難するが、丞相(じょうしょう)府に監禁されてしまう。その頃、馮府で聞心(ぶんしん)と遊んでいたはずの冬月(とうげつ)が突然、姿を消していた。

16 巾着に秘められた想い

互いに惹かれ合いながらも素直になれぬ道楽(どうらく)と子鳶(しえん)だが、少しずつ心を通わせ始めていた。一方、武器を巡る攻防で馮夕への恨みを晴らそうと企んだものの敗北を喫した方元は、馮夕を陥れるため新たな策を練ろうとしていた。そんな時、方元は祁山である巾着を見つける。それは馮(ふう)貴妃が馮夕のために作った巾着であった。方元は馮貴妃と馮夕の姉弟(きょうだい)の関係を怪しみ過去を暴こうとする。そしてそこに婉(えん)嬪も加わり、馮姉弟を窮地に陥れるが…。

17 ひと時の安らぎ

馮夕を守るために毒酒を飲んだ馮貴妃は、死に際に長年秘めていた馮夕への想いを明かし、息を引き取る。馮夕は尚書(しょうしょ)を罷免され、屋敷も没収されて都へ立ち入り禁止となり、竹鳴(ちくめい)駅へと追いやられる。何もかも失った馮夕だが、冬月だけは離れずそばに残り、思い出の山荘に2人で暮らし始める。都では兵(へい)部尚書の殷実(いんじつ)が、都の防衛配置図を手土産として、陸遠潼(りくえんとう)側に急接近していた。しかし龐鈺が動きを察知し、大きく流れを変えることに。

18 財神びょうの一計

賭博に目のない厳彪(げんひょう)を見て、盧川(ろせん)はある奇策を思いつく。財神を装って厳彪に賭博の元手を与える一方で、厳彪が銀子のために主を裏切って嘘の証言をしたと「京都(けいと)雑談」に書き立てた。風向きが悪くなった方元は厳彪を始末すべく刺客を放つ。その頃、宮中では亡き馮貴妃の部屋から産着が見つかり、馮貴妃は生前に懐妊していたと判明する。皇帝は冤罪で馮貴妃を死なせたことを悔やみ、供養のため寺院に詣でるが、そこへ刺客に追われる厳彪が現れて…。

19 割れた玉牌ぎょくはい

方元と殷実の結託をでっちあげた馮夕は、それぞれを禁足と入牢(じゅろう)に追い詰める。その一方で殷実を牢から救い出し、そのまま方元の屋敷へ向かうよう仕向ける。殷実が丞相府で刺客と間違われ殺されたことで方元が口封じのために殷実を殺したとの巧妙な疑惑作りに成功する。夜更けに荷車と都を出る道楽を見かけた冬月は、その後を追う。郊外で土を掘り起こす道楽たちの横に、墓石があるのを見た冬月は、馮貴妃の懐妊との関わりを調べ始める。

20 再び命を得て

馮夕が陸遠潼を挙兵に導こうとしていると考えた冬月は陸遠潼を殺すため驪雲(りうん)へと馬を走らせる。だがそれは冬月の勘違いで、馮夕らは陸遠潼に殺されてしまう。意識が遠のく冬月の前に爾玉(じぎょく)が現れ、冬月はもう一度過去に戻してほしいと頼む。爾玉は願いを聞き笛を奏でて時を巻き戻すのだった。一方、陸遠潼のもとへ武器を輸送中だった羅淳(らじゅん)は龐鈺に見つかり武器を没収される。龐鈺から逃れた羅淳はその件での拷問を恐れ馮夕の企みを陸遠潼に暴露する。

21 花火の夜の誓い

龐鈺に武器の一部を奪われたことで冬月は馮夕の身を案じていたが、一向に慌てる様子を見せない馮夕は馮府の庭園を冬月好みに改修し“月(げつ)園”と名づけた。これまで馮府の奥向きは語柔(ごじゅう)が取り仕切ってきたが、冬月こそが馮府の女主人であることを示すための配慮だった。心を通わせ合った2人のむつまじさを伝える「京都雑談」の記事に龐鈺は深く傷つく。気晴らしに街に出かけた龐鈺は、思い出の蒸し菓子の店で偶然、冬月に出会い…。

22 父と娘

武器の一部を手に入れ、馮夕との関わりを調べる龐鈺は、聞鄴(ぶんぎょう)を味方につけて武器を隠すよう依頼する。父親である聞鄴が、愛する馮夕を狙っていることを知った冬月は、聞鄴の屋敷を訪ねて手を引くよう説得を試みるも、聞鄴に拒絶される。冬月を冷淡に追い返した聞鄴だが、亡き妻のことを冬月が語ったことが心に引っかかるのだった。一方、冬月が夜遅くに聞鄴を訪ねたと知った馮夕は、激しく嫉妬し、聞鄴との関係を冬月に問い詰める。

23 途絶えたふみ

馮夕は冬月とともに聞心と凧(たこ)揚げをする約束をした。馮夕が用を済ませる間、街の甘味店で小豆元宵(げんしょう)を食べて待つ冬月と聞心。しかし、いつまで待っても馮夕は現れず、結局、その日は約束をすっぽかされてしまう。次の日、約束を破ったことを非難する冬月だが、馮夕は約束自体をすっかり忘れているようで…。一方、旅先からの連絡が途絶えた道楽を心配する子鳶のもとに文(ふみ)が届く。道楽からの文かと喜ぶ子鳶だが、それは怪しい呼び出しの文だった。

24 部屋に揺れる短冊

冬月に関する記憶ばかりを失ってしまう馮夕。何とか記憶を取り戻させようと冬月は子鳶や道楽、盧川に自分と馮夕の物語を影絵で演じさせようとする。影絵芝居を見て、記憶を取り戻した馮夕は記憶をなくしても冬月を思い出せるように、あらゆる手を打とうとする。一方、遅金海(ちきんかい)に呼び出された時に毒薬を飲まされていた子鳶は、誰にも打ち明けられず1人で悩んでいた。そして道楽への想いを断ち切るために子鳶は道楽にわざと冷たく当たるのだった。

25 愛ゆえの覚悟

冬月のことを忘れる時間が日々長くなり、馮夕は記憶をとどめようと思い詰めたせいか吐血する。冬月との思い出を記した短冊を部屋中に吊るす馮夕だが、それを見た語柔は、思い出すことを無理強いしてますます苦しめていると冬月を責める。かつて逆臣として一族滅亡となった明(めい)家と馮夕との関係を探るため、馮夕の素性を調べていた方元に、龐鈺はある提案をする。そしてある日、龐鈺を訪ねた冬月は帰り際、何者かに襲われ連れ去られる。

26 品評会の冬青とうせい

かつて昊山(こうさん)国王が書いた降伏状が陸遠潼の手にあることを知った馮夕は、陸遠潼の息子の陸征明(りくせいめい)が持参する降伏状を自分の目で確かめることを条件に定遠(ていえん)軍への協力を約束する。冬月に関わる記憶を失ってしまった馮夕だが、語柔との姿絵や、語柔のために彫ったという冬青(とうせい)花の入れ墨を見ても、語柔を愛していたという確信が少しも持てない。そんな折、冬月が聞心にねだられて盆栽の品評会に出かけると、そこには馮夕と語柔も来ていて…。

27 夢で出会った人

陸遠潼が隠し持っていた昊山国王の降伏状を見るため、息子の陸征明と会った馮夕だが、方元の放った刺客に襲撃される騒ぎに。馬車で駆けつけた冬月は馮夕と陸征明を救い、その場を立ち去る。瀕死の陸征明を連れ、馮夕とともに楊芹(ようきん)の家にたどり着いた冬月は、馮夕に妻を殺されたはずの楊芹の穏やかな態度を見て、疑問を持つのだった。楊芹の家で傷を癒やすことにした馮夕は、“朝露(ちょうろ)”と名乗る冬月と過ごすうち、懐かしさを感じ始める。

28 左丞相さじょうしょうたくら

楊芹(ようきん)の家を追われ逃げる馮夕(ふうせき)と冬月(とうげつ)は、ある宿に身を隠す。それはかつて馮夕に助けられたことに恩を感じる王錘(おうすい)という者が営む宿であった。そこには符遠山(ふえんさん)も潜んでおり、馮夕は降伏状を遠山に託すのだった。一方、息子の陸征明(りくせいめい)を馮夕に陥れられたと考えた陸遠潼(りくえんとう)は、自ら馮府へ乗り込もうとする。道楽(どうらく)と子鳶(しえん)が応戦する中、姿を現したのは陸征明を連れた馮夕だった。馮夕は陸征明を陸遠潼に引き渡し、2日以内に黒幕を暴くと約束する。

29 残酷なわな

冬月の記憶をすべて失った馮夕を保身のために冬月を捨てたと考える龐鈺(ほうぎょく)は、御風(ぎょふう)閣に居を移すよう冬月を誘う。遠山が御風閣に捕らわれた理由や龐鈺と方元(ほうげん)の関係を調べるため、冬月は誘いを受け入れる。記憶を失った馮夕だが、自分が書き記した帳面を見て、冬月こそが自分の愛した女子(おなご)ではないかと思い始める。海棠紅(かいどうこう)に冬月を招き、「夕月(せきげつ)記」を観る馮夕。影絵人形を手に2人で「夕月記」を演じ、冬月から真実を引き出そうとするが…。

30 灯籠に寄せる願い

“朝露(ちょうろ)”こと冬月の謎めいた行動に翻弄される馮夕は、自分にとって敵か味方かを確かめようと冬月を詰問する。馮夕から疑いを向けられ、耐えられなくなった冬月は、とうとう自分が何者なのかを明かすのだった。一方、遠山を救うため御風閣に乗り込み、大怪我を負って昏睡状態となった道楽だが、還魂(かんこん)丹を飲んで目を覚ます。しかしその薬が、毒に冒されて余命わずかな子鳶のために処方されたもので、子鳶が道楽に譲ったことを知る。

31 虎がくわえてきたうさぎ

馮夕と冬月とともに花灯節(かとうせつ)の街を楽しんだ聞心(ぶんしん)。出店の兎(うさぎ)の玩具に目を奪われるが、不遜な男に先に買われてしまう。馮夕は「虎が兎をくわえて戻る」と言って、代わりに虎の玩具を与える。数日後、兎を買った男が聞府に現れ、聞心に兎を差し出した。馮夕の言葉が嘘ではなかったと喜ぶ聞心だが、このことが聞鄴(ぶんぎょう)の運命を変えることになる。そんな中、馮夕の汚職の証拠を手に入れたという聞鄴とともに、馮夕は皇太子となった龐鈺の前に召し出されるが…。

32 降伏状を巡る攻防

記憶を失い1人でやけ酒を飲む馮夕のもとに語柔(ごじゅう)が現れるが、馮夕は語柔に冷たく当たる。屋敷を出ていく前に挨拶をと馮夕の書斎へ入った語柔は、明(めい)家の先祖の位牌(いはい)が並ぶ部屋で復讐を誓う馮夕の姿を見てしまう。一方、降伏状を確実に皇帝の手に届けるために、手を組んで芝居を打つ馮夕と聞鄴だったが、降伏状を持つ聞鄴のもとに、方元の配下が現れ降伏状を奪おうとする。そして父親を迎えに行った聞心の身にも危険が迫るのだった。

33 執念の花嫁

龐鈺に助けられた聞心は、冬月との再会を喜ぶも、父親を失った悲しみで物思いに沈む。そんな時、父親からの手紙が川を流れて届き、冬月は馮夕が代わりに書いて流したことを知る。陸遠潼を東郊の私邸に招き入れた馮夕のもとに、陸遠潼から呼び出しの手紙が届く。そこに陸遠潼が持っているはずのない玉璽(ぎょくじ)が押されていたことで、真相を知るため私邸に駆けつけた馮夕だが、なぜか陸遠潼から最近迎えたという養女との縁談を持ちかけられる。

34 最後の起死回生

兵で取り囲み、玉璽を差し出せと迫る陸遠潼。馮夕は冬月、道楽、子鳶の命を助けることを条件に、庭にある仕掛け部屋ヘ陸遠潼らを案内する。馮夕が仕掛けを発動させて陸遠潼を道連れに死ぬ覚悟だと気づいた冬月は、その場を子鳶と道楽に任せて馮夕のもとへと急ぐ。冬月の加勢で陸遠潼は絶命したが、2人も崩れ落ちた天井の下敷きになってしまう。2人を助けに来た子鳶と道楽が見たものは、冬月をかばって息絶えた馮夕の姿だった。

35 明かされた秘密

陸遠潼が執拗に狙っている玉璽について、冬月は馮夕の口からその真相を知る。馮夕の素性や、これまでの謀略の目的まで、すべてを知って受け入れた冬月は馮夕に求婚。そして馮夕も冬月とのこれまでを振り返り、思いの丈をつづった手紙を渡し、冬月に求婚する。馮夕の敵(かたき)討ちを陰から支えてきた慕容芸(ぼようげい)は、婚礼の前夜に馮夕と酒を酌み交わす。そこで馮夕への想いを口にした慕容芸は、自分と冬月のどちらを選ぶのか馮夕に答えを迫る。

36 限られた時の中で

馮夕と冬月の婚礼の日、方元が突入してきたが何者かに殺されてしまった。死ぬ間際の方元は冬月に明家を滅ぼした黒幕が皇帝だったことを明かし、ある鍵を手渡す。一方、龐鈺は馮夕に、皇帝に本当の身分を伝え第二皇子として戻ってきてはどうかと勧めるが馮夕は断る。体が徐々に消えかけている冬月は、限られた時間の中で、馮夕を救い明家の名誉を回復するには、自分が皇帝に訴えるしかないと考え、直談判する方法を画策する。

37 新たに紡ぐ調べ

明家の冤罪を晴らし名誉を回復するという皇帝の意向を受け、馮夕は母親の居所であった文蔚(ぶんい)殿での冊封(さくほう)の儀を経て、第二皇子の立場に戻ることにした。一方、爾玉(じぎょく)も途中までしか覚えていなかった曲の続きを2人で作って譜に起こす冬月と馮夕。幸せなひとときだが、冬月は時に体が透き通って様子がおかしい。玉笛(ぎょくてき)の導きで爾玉と出会った馮夕は、冬月の命が残り少ないこと、また冬月の命は自分の命でつなぐしかないことを知る。

38 命に替えても

皇帝の口から明家にまつわる過去のすべてを知った馮夕は、長年の宿願を果たしたものの、直後に皇帝が頓死する。皇帝の体に毒殺された気配があることから、龐鈺が即位を急ぐあまりの犯行ではないかと疑いの目が集まる。その時、陸遠潼の陰謀を知る馮夕と冬月が自ら皇帝殺しの犯人だと名乗り出る。2人は死をもって龐鈺の即位を後押ししようと考えたのだ。迎えた処刑の日、盧川(ろせん)が遠くから様子を見守る中、ついに刑が執行されるが…。

39話(最終話) 最後の一戦

定遠(ていえん)の乱を前に晴れて夫婦となった馮夕と冬月。2人を媒酌人として道楽と子鳶も祝言を挙げ、いよいよ最終決戦を迎える。冬月は陸征明を人質として陸遠潼を罠(わな)に誘い込むことで、前世で馮夕が陸遠潼に殺された竹鳴(ちくめい)駅での戦いを回避しようとするが、罠に気づいた陸遠潼は竹鳴駅に陣営を張る。竹鳴駅を訪れた馮夕と冬月に対し陸遠潼は自分が皇帝になれば馮夕を地方の王に封じると皇位略奪への協力を呼びかけるが、2人の心はすでに決まっていた。

SELL

17,600円(税抜16,000円)

GNBF-5620/第1話〜第14話/4枚組

  • ●アウターケース付き
  • ●封入特典:リーフレット(4P)
  • ※特典内容はすべて予定です

17,600円(税抜16,000円)

GNBF-5621/第15話〜第27話/4枚組

  • ●アウターケース付き
  • ●封入特典:リーフレット(4P)
  • ※特典内容はすべて予定です

17,600円(税抜16,000円)

GNBF-5622/第28話〜第39話/3枚組

  • ●アウターケース付き
  • ●封入特典:リーフレット(4P)
  • ●映像特典
  • ※特典内容はすべて予定です

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