第31話(最終話) 真実にたどり着いた2人
コンペティション直前の夜。ホーは迷ったあげく、自社のデザイン案を父親に漏らす。その結果、父親の会社がコンペティションで勝利を収める。しかも同じデザインを提出したジーヨウに盗作の疑いがかけられた。疑いを晴らすべく頭を悩ませるジーヨウたち。そして迎えたプロジェクトの契約締結式。多くのマスコミが集まる会場に、ジーヨウたち事務所のメンバーが乗り込んでくる。建築士として、経営者として、名誉をかけた戦いが始まる。
あらすじ
嘘が大嫌いな設計事務所の社長ファン・ジーヨウは些細なことでアシスタントを次々とクビにしていた。その職に嘘が得意なシュー・イーレンが採用されたことから、正反対な2人の運命が交わっていく!? 最初はケンカばかりの日々が続くも、イーレンは嘘を巧みに操りながら、思ったことを何でも口にする正直者の彼を懸命にフォロー! 嘘にまつわるそれぞれの理由や想いが少しずつ明らかになり、離れていた心の距離が縮まってきたところに、謎の男リー・ジョーが現れる。果たして、嘘がきっかけで恋に落ちた2人の仲はどうなっていくのか?
第1話 疫病神との出会い
シュー・イーレンは会社をサボり、ガオ・ミンとデートをしていた。しかし、ガオがフランス語で堂々と浮気相手と電話をしているところに、ウソが大嫌いなファン・ジーヨウが居合わせ、イーレンに彼氏が浮気していると告げる。ガオと破局し、落ち込むイーレンが会社に戻ると、ジーヨウが来社し商談をしていた。イーレンがウソをついて会社をサボったと知ったジーヨウは、契約を白紙に戻し、イーレンは会社をクビになってしまう。
第2話 ウソのせいでクビに!?
ひょんなことからジーヨウの会社に入ったイーレンだったが、設計部のリウ・ティエンヤンが、シンチョン不動産に引き抜かれ設計図を持って転職することになり、ジーヨウの会社、ファンユエン設計事務所は倒産の危機にさらされる。ジーヨウはシンチョンの会長を動かし、契約を取り戻そうと画策。一方、イーレンは大家に呼び出され、理不尽な理由で家を追い出されそうになってしまう。そこへジーヨウが現れ、大家を黙らせてくれたのだが…。
第3話 落とした財布
初めての給料が振り込まれ大喜びするイーレン。親友のシア・ディーへお礼をしようと、自慢の手料理を振る舞い、ジーヨウについてグチり始めると、ディーは彼をマンガのキャラにしようと、メモをするためパソコンを取り出した。翌日、イーレンはジーヨウの私用で老人ホームへ連れていかれる。帰りが遅くなり一緒にホテルに泊まることになったが、お財布を落としたイーレンはIDカードがないために、ジーヨウと同じ部屋に泊まることになり…。
第4話 ウソをつかない理由
ホワシンのコンペティションに参加すべく、プロジェクトの担当を決めるが、ジーヨウはリウではなく、別の部下に任せることにした。ホー・ユーウェンは、ジーヨウとイーレンがホテルに泊まった件が気になり、イーレンに問いただす。一方、妹が学校でトラブルを起こし呼び出されたジーヨウは、イーレンと共に学校へ。妹のファン・シーユーはジーヨウのミニチュア版のような子供だった。イーレンが仲裁に入り、シーユーは同級生と仲直りをする。
第5話 必要不可欠なウソ
ホワシンのテーマパークのコンペティションに参加するため、ジーヨウは社員と準備を始めるが、リウを外したせいで、なかなか上手くいかない。そこでイーレンがジーヨウとリウの間に入り、ウソをついてリウに引き受けさせたが、ジーヨウにウソがバレてしまう。イーレンはジーヨウに謝ろうと、社長室へ向かう。一方、ホーは、父親の会社もコンペティションに参加すると知り、裏で手を回し勝とうとするのはやめてほしいと父親に訴えるが…。
第6話 元カレの交通事故
イーレンとジーヨウがホワシンのコンペティションへ行こうとすると、イーレンのスマートフォンに連絡が入る。元カレのガオが交通事故に遭ったのだ。イーレンはジーヨウがガオを嫌いだと知っていたので、事故に遭ったのはディーだとウソをつき、病院へ駆けつける。ジーヨウは、イーレンの代わりにホーを連れてホワシンへ行くが、イーレンが準備したUSBメモリの中に設計ファイルが入っていないことが判明し、プレゼンテーションに失敗する。
第7話 USBメモリの真相
コンペティションに失敗し、責任を感じたイーレンはテーマパークの模型を作り、ホワシンの社長ホワンに会いに行くが門前払いされてしまう。外でホワンを待っているとシャー・シャーから電話が入り、イーレンは自分の後任のシャーにアシスタントの極意を伝授する。電話を隣で聞いていたジーヨウはイーレンの仕事ぶりに初めて気がつく。シャーはUSBメモリの一件はイーレンの責任ではないとジーヨウへ正直に打ち明けることにし…。
第8話 マフラーは無敵
イーレンとジーヨウが付き合っていると会社で噂になり、気まずくなったイーレンは仮病でズル休みをしてしまう。ジーヨウはグー・ボーから噂話を聞き、ボーの口車に乗せられイーレンの家に薬を持って行く。心配して来てくれたジーヨウに罪悪感を抱いたイーレンは、仮病を使ったことを告白する。一方、新連載が好調なディーはイーレンを食事に誘うが断られ、ボーを誘い出す。背広姿が似合わないボーに、ディーは服をプレゼントして…。
第9話 ありのままの自分に
ジーヨウから渡された鍵に戸惑ったリー・ジョーであったが、自分が昔住んでいた別荘の鍵であることに気づく。両親が自殺をはかった悲惨な記憶の残るその別荘を、ジーヨウが買い取っていたのだ。ジョーはジーヨウの会社に乗り込み、過去の恨みをぶつけ、改めて宣戦布告する。イーレンはジーヨウを元気づけるため、食事に連れ出すが、彼女自身のつらい過去を語るうちに、ジーヨウから「ありのままに生きろ」と言われ、逆に励まされるのだった。
第10話 私を嫌い? 俺を嫌い?
ジーヨウが風邪をひいたと知り、イーレンは家を訪ねるが、帰りが遅くなってしまいジーヨウの自宅に泊まり仕事をすることに。2人は気分転換にとゲームを始めたが、イーレンは一向に勝てず、罰ゲームで顔中に落書きをされてしまう。やっと勝ったイーレンは、罰ゲームとしてジーヨウに「私を嫌いですか?」と尋ねる。そんな中、ホーは模型会社探しを友人のチェン・チーミンに頼むが、紹介された会社は、ジョーが社長に就任する予定の会社だった。
第11話 窮地
ホーが仕事中に胃痛を訴え、病院へ駆け込む。原因は、大手の模型会社と契約を結ぶために酒を飲み過ぎたせいだった。しかしその契約が取れたおかげで、ファンユエン設計事務所はエコリゾートのコンペティションに大きな希望が持てることに。ところがコンペティションまであと少しというところで、模型会社から一方的に契約破棄を言い渡される。動揺するジーヨウたちの前に姿を現したのは、模型会社の新社長に就任したジョーだった。
第12話 ジーヨウとジョーの確執
模型会社に契約を破棄され困っていたが、イーレンは同僚のスン・ズーヤンが模型作りが好きだと知り、手作りの模型を社長に提案しようと考える。そこに大家から電話が入り、イーレンは家を追い出される。困ったイーレンはディーの家に居候させてもらえないかと聞きに行くが、ボーの家のガス管が破裂し、修理中はディーの家に同居すると知る。仕方なく会社のパソコンで部屋探しを始めるが、そこにジーヨウの妹シーユーが現れ、ある提案をする。
第13話 突然のやきもち宣言
手作りの模型をジーヨウに提案したものの、却下されたイーレン。それでも同僚のスンと会社の別室にこもり、極秘に模型作りを進めていた。しかし作業中にジーヨウに見つかり大慌て。ところが意外にもジーヨウは模型作りに理解を示し、彼女の向上心を尊重するのだった。そんな時、会社の受け付けに花が届く。イーレン宛てにジョーが贈ったものだった。それを知ったジーヨウは挙動不審になる。さらにジョーがイーレンに会うために会社へやってきて…。
第14話 それがウソだとしても
ジーヨウと会うのが気まずいと感じ、家に帰りづらくなったイーレンは、ディーを夕食に誘うが断られてしまう。仕方なく1人でご飯を食べようと入った店にジーヨウが現れる。帰宅すると、ジーヨウは「なぜディーの家に行くとウソを言ったのか」とイーレンを問い詰め、“やきもち”と言った理由を、話そうとするが…。一方、ボーは会社で邪魔者扱いされ落ち込み、「自分は役立たずか?」とディーに尋ねるが、意外な答えが返ってきた。
第15話 突然のキス
叔父一家のために部屋探しをしていたイーレンは、好条件の物件を見つけるが、あまりにも調子よく見つかったことを不審に思う。案の定、その部屋はジョーが裏で手を回し、彼女のために用意したものだった。最初はイーレンを利用しようと近づいたジョーだったが、いつの間にか彼女に惹かれている自分に気づく。部屋探しのためにイーレンとジョーが会っていたことを知ったジーヨウは、またもや不機嫌になり、イーレンに詰め寄るのだった。
第16話 不器用な告白
昔出会った少女がイーレンだと知ったジョーは、彼女に会うため、会社へやってくる。それを見たジーヨウは感情的になり、「彼女は俺の恋人だ」と口走る。戸惑うイーレンに、ジーヨウはようやく自分の想いを告白する。こうして、晴れて恋人となった2人だったが、イーレンは周囲に対して、交際を秘密にしたいと話す。傷ついてバーで酒を飲むジョーのところへホーがやってくる。ジョーの口から2人の交際を聞かされたホーは衝撃を受ける。
第17話 意地悪な家族
叔父一家が予定よりも早くやってきた。慌てて迎えに行ったイーレンであったが、肝心の住まいをまだ見つけていなかったため、結局、ジョーが持っている物件に連れていく。自分を育ててくれた叔父一家と久しぶりに再会し、家族で食事をする。しかし、イーレンに対する叔母と従姉のあからさまな意地悪は昔のままだった。一方、イーレンとジーヨウの交際を知ったホーは、ジーヨウに向かって「彼女はあなたにふさわしくない」と言い、口論となる。
第18話 赤いヘアピンと小鳥
イーレンとジーヨウが買い物帰りに手をつないで歩いているのを目撃した従姉のユー・チンはすぐにイーレンに電話をかけ、どこにいるか問い詰める。だが彼氏がいるのを内緒にしたいイーレンは「会社にいる」と、ジーヨウの前でまた小さなウソをついてしまう。一方、ジョーはチンが例の少女だと信じることができず、彼女を呼び出し小鳥を誰にもらったか問いただす。だが、ジョーに気に入られたいチンは自分の物だと彼にウソをつく。
第19話 奪われた思い出
母親の命日にイーレンを墓参りに連れてきたジーヨウ。墓に向かい、イーレンのことを“大切な人”として紹介する。そこへジーヨウの父親が現れる。久しぶりの再会だったが、和解が叶うはずもなく、ジーヨウは父親と衝突し、気まずい雰囲気のまま墓をあとにする。帰宅後、イーレンが手にしていた小鳥を見たジーヨウは、ジョーが子供の頃に編んだ小鳥ではないかと言い出す。思い出の少年がジョーかもしれないと知ったイーレンは戸惑うが…。
第20話 交際を隠す理由
社内会議中にジーヨウにみとれていたイーレンはボーにチャット内でからかわれる。そんなやり取りの中、ボーは個人チャットと間違えてグループチャットに、ジーヨウとイーレンが秘密の社内恋愛をしているという内容を送ってしまう。ジーヨウは気にせず、堂々と社員たちに交際宣言。しかしイーレンはホーに呼び出され、会社を辞めるよう迫られてしまう。一方ディーは、交際をバラしたボーにプールで10往復泳ぐ罰を与えるが…。
第21話 近づいた2人の距離
週末を一緒に過ごしたイーレンとジーヨウは、理解を深め合い、さらに距離を縮める。週明けの会社では、コンペティションに向けた準備が始まった。ホーが見つけてきた新しい会社もコンペティションに参加させる方向で話が進み、その準備をイーレンが担当することに。自分に辞職を迫ったホーが、重要な仕事を任せてくれたことに戸惑いつつも、イーレンは残業もいとわず、作業に没頭する。相手にしてもらえないジーヨウは、かまってほしいと駄々をこねる。
第22話 迷子の少女は誰?
ディーはストーカーに襲われたところをボーに助けられる。ボーの男らしいところを見てディーは付き合うことを決心しキスをする。舞い上がるボーだったが、ウソが嫌いなディーにお金持ちであることを告白できずにいた。一方、ジョーはイーレンが「49の紙の舟と凧」の物語の内容を知っていたことで、迷子の少女は、やはりイーレンだったのではないかと疑いを深めていた。そんな中、コンペティションに参加した会社が突然乗り込んできて…。
第23話 決別
コンペティションでの不正を疑われたイーレン。しかし彼女の無実は証明され、すべてはジョーとホーの仕業だったことが明らかになる。信じていたホーに裏切られたジーヨウは彼女に説明を求めるが、結局ホーは会社を去ってしまう。一方、捜し求めていた少女がイーレンであることを知ったジョーは、ウソをついていたチンを解雇する。しかし、それが火種となり、イーレンを逆恨みした叔母がファンユエン設計事務所に乗り込んできて…。
第24話 父親の頼み事
ジーヨウの父親に突然呼び出されたイーレンは、緊張の中、一緒にお茶をすることになる。交際を反対されると思ったイーレンは、必死に互いを好きになった理由を話して説得しようとする。しかし、彼がイーレンを呼んだ理由は別にあり、ある頼みごとをイーレンにするのだった。そしてジーヨウの父親が認知症の薬を持っていることを偶然にも知り動揺してしまう。そんな中、ディーは母親にボーとの交際がバレて猛反対されるが…。
第25話 父と息子
シーユーの策にはまり、図らずも実家へ立ち寄ることになったジーヨウは、帰宅した父親と鉢合わせになる。その日は父親の誕生日ということで、急きょ食事会となり、イーレンが料理の腕を振るう。久しぶりに話す時間を得た父と息子。親子の関係を修復できるかと思いきや、リー家の話題が出たとたん、激しい言い争いとなり、またもやケンカ別れとなる。父親の病気の進行を心配する一方で、リー家への謝罪についてジーヨウは思い悩む。
第26話 私って お人よし?
イーレンは叔父一家に食事に招待され、その席でチンの就職を頼まれる。一旦は力になれないと断ったイーレンだったが、叔父の情にほだされファンユエン設計に入社できるようジーヨウに頼むことに。だが、それを知ったホーは不機嫌になってしまう。一方、ジョーはジーヨウの父親の病気について確認しに行き、その助手から認知症の薬を出した覚えはないと言われ、それをイーレンに伝える。イーレンはジーヨウの父親を信じると言い張るが…。
第27話 ウソに込めた願い
ジーヨウの父親の病気の真偽に一抹の不安を覚えたイーレン。実家へ遊びに行った際に、父親が常用している薬をこっそり1錠持ち帰る。しかし自分では調べる手立てもなく、ジーヨウにも相談できず、1人で悩んでいた。そんな彼女を見たホーが協力し、専門家に薬を調べてもらうことに。一方、コミックスが売れずに悩んでいたディーのもとに、数日で完売との知らせが入る。喜んだ彼女は、さっそくお祝いのパーティーを開くことを決めたのだった。
第28話 ウソの代償
ディーのコミックス完売のお祝いパーティーにサプライズで登場したディーの母親が、口を滑らせボーがお金持ちの息子だとディーにバラし、それを知ったディーは怒って会場から去ってしまう。一方、ホーはジーヨウの父親の病気はウソで、イーレンがそれを口止めされているとジーヨウにバラすと、ジーヨウは怒って父親のオフィスへ行き、なぜイーレンを巻き込むのかと父親に抗議する。息子が帰ったあと、父親はオフィスで倒れてしまうが…。
第29話 男の友情
冷遇されながらも会社を辞めずに耐えるイーレン。ジーヨウ自身も彼女を許すことができずに苦しんでいた。そんな時、ジョーがジーヨウを呼び出す。一緒にコンペティションに出ることを承諾する代わりに、イーレンを解雇するよう求めてきたのだった。しかし会話は平行線のまま、ジョーはその場から去っていく。ジョーの背中を見送っていたジーヨウは、怪しい集団がジョーを追っていくのに気づき、その場で警察に連絡し、助けようと駆けつける。
第30話 決着の時
ジーヨウの意識が戻った。息子の危機を経験し、これまでの自分の態度を悔やんだジーヨウの父親は、自分に今できることを考え、条件付きでジョーの父親への謝罪を申し出た。当時の真相を告白することでジーヨウの父親は弁護士資格を剥奪されてしまう。一方、意識が戻ったジーヨウはイーレンに今までのことを謝罪する。2人が仲直りしたことを知ったチンは自分の会社での立場が危ういことを知り、SNSにイーレンに関するデマを流し…。
第31話(最終話) 真実にたどり着いた2人
コンペティション直前の夜。ホーは迷ったあげく、自社のデザイン案を父親に漏らす。その結果、父親の会社がコンペティションで勝利を収める。しかも同じデザインを提出したジーヨウに盗作の疑いがかけられた。疑いを晴らすべく頭を悩ませるジーヨウたち。そして迎えたプロジェクトの契約締結式。多くのマスコミが集まる会場に、ジーヨウたち事務所のメンバーが乗り込んでくる。建築士として、経営者として、名誉をかけた戦いが始まる。
あらすじ
嘘が大嫌いな設計事務所の社長ファン・ジーヨウは些細なことでアシスタントを次々とクビにしていた。その職に嘘が得意なシュー・イーレンが採用されたことから、正反対な2人の運命が交わっていく!? 最初はケンカばかりの日々が続くも、イーレンは嘘を巧みに操りながら、思ったことを何でも口にする正直者の彼を懸命にフォロー! 嘘にまつわるそれぞれの理由や想いが少しずつ明らかになり、離れていた心の距離が縮まってきたところに、謎の男リー・ジョーが現れる。果たして、嘘がきっかけで恋に落ちた2人の仲はどうなっていくのか?