愛する者たちの運命は、二人の男に委ねられた――

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第9話 怨鬼たちの叫び

サンホンはリンの肩を思わずつかんで振り向かせ、その顔を見て驚きに目を丸くする。一方、リンは恵宗王が自分に刀を振り下ろそうとする悪夢で目を覚まし、机に伏せて眠るトハを発見。愛おしそうにトハを眺めるが、その様子をムソクに見られて慌てふためく。サンホンが鍛治屋だと知ったリンは、『夜警日誌』に記されていた四寅斬邪剣について訊ねるが…。そんな中、パク・スジョンはキサン君が大妃殿で女官を殺したことを知り…。

第9話

第10話 父の真実

12年前、幼い自分を父の恵宗王の刀から守ってくれたのは、サンホンだったことを思い出したリン。事件の日に何があったのかを訊ねるが、サンホンは自分には関係ないことだと冷たく背を向ける。一方、サダムはキサン君の命令で宮殿から追い出される。ホジョは龍神を復活させるために怨霊を集めたひょうたんを持ち出そうとするが…。生薬舗の調査を命じられたリンは、スリョンの指示で恵民署が梅蘭房から薬を購入していることを知り…。

第10話

第11話 各々の宿命

都に怨霊を集めたのはサダムだったと知ったサンホンは、12年前の出来事をリンに語り始める。その頃、パク・スジョンは夜警隊長のサンホンが生きていたことに驚き、彼がリンと共にいる理由について推測をたくましくしていた。一方、サダムは疫病神を呼び寄せ、大妃の元に送り込む。そんな中、薬材専売権を利用した罪でスリョンが投獄され、ムソクはリンを責める。トハはムソクの背後に彼の妹、イナの霊がいることに気づくが…。

第11話

第12話 眠れる龍

天然痘が流行し、都は大混乱に陥る。トハとリンは疫病神の仕業だと疑うが、ムソクは魔物の存在を全否定する。一方、キサン君はスリョンを拷問にかけ、尋問を始める。その場に現れたパク・スジョンは、尋問より天然痘への対応を優先すべきだと冷静に進言するが…。サダムの計略により、民の間ではリンが兄の王位を奪うために疫病神を呼んだという噂が広まっていた。サンホンは四寅斬邪剣を手に、たった1人で疫病神を倒しに行くが…。

第12話

第13話 闘いの決意

キサン君は天然痘を理由にリンを罷免。リンやムソクの忠告にもまったく耳を貸そうとせず、宮中に呼び戻したサダムを昭格署の提調に任命する。再び秘蔵庫を探しに行ったリンは、サダムが大蛇の傷を治癒する場面を目撃。夜警隊を復活させてサダムの陰謀を阻止するため、ムソクに協力を求めるが…。一方、抱き合うリンとトハを目にしたスリョンは復讐を決意し、別人のように冷たい女性に変わってしまう。そんな中、トハが突然姿を消し…。

第13話

第14話 王妃の手紙

リンが疫病神を退治し、ムソクはついにイナとの再会を果たす。そんな中、パク・スジョンは、魔物を操る夜警隊がリンの元に集結しているとキサン君に報告。サダムは不安がるキサン君に呼び出され、魔物を封印する方法として巨大な塔を建てることを提案する。塔の本当の目的に気づいた夜警隊はサダムを止めるために動き出すが、意外な敵に襲われ…。一方、嫉妬に駆られたスリョンは、リンの心を手に入れてほしいとサダムに依頼する。

第14話

第15話 操られた記憶

パク・スジョンの家に向かい、怒りで震えながら母の血書を突き付けようとするリン。ランイは、そんなリンを必死で思い止まらせる。そんな中、キサン君はムソクを呼び出し、夜警隊について尋ねる。しきりに頭痛を訴えるキサン君の背後には、キム尚宮の霊が…。一方、サダムは怨霊たちを龍神の元に集め、憶鬼の力を使って悪霊に変えようとしていた。リンとトハ、ムソクは、サンホンに黙って秘蔵庫に忍び込もうとするが、憶鬼に遭遇し…。

第15話

第16話 千年花の光

眠るリンの枕元に立ち、魔術をかける憶鬼。一方、キサン君はリンを塔建立の責任者に任命する。トハはヨンウォルの無事を確かめようと梅蘭房に忍び込むが、彼女の態度は別人のように冷たかった。サンホンはトハとムソクにヨンウォルには近づくなと告げるが、理由については口を閉ざす。そんな中、サダムは都の怨霊を成仏させるという口実で薦度斎を行い、杖の中に怨霊を集める。リンは杖を奪おうとするが、突然激しい頭痛に襲われ…。

第16話

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